歌詞とPVは周りの友達は賛否両論ありました。 しかし「蛇口をひねれば水が出る・・・」世代の人間には心の重く圧し掛かる秀作と思います。
この楽譜は、あまり曲が入ってなかった… 少しがっかりしたが、でも収録曲については、きちんと採譜されていて、満足出来た。 だが、この楽譜には、歌詞とコードだけの弾き語りに最適な書き方ではなく、楽譜のみでした。
その事などで、評価は3にさせてもらいました。
PS 馬場俊英は最高です(笑)
あのCMの曲が弾きたくて買ったのですが、譜面も見やすくてよかったと思います。
「スタートライン〜新しい風」がヒットしたあたりから、セールスという魔物に迷わされながら音楽性の模索をしてきたと感じていましたが、前作「平凡」といいこの作品といい、ふっ切れた感があります。
つまりは、「すすむべき方向」「本来の馬場路線」(少なくとも、僕が望む)に戻ってきてくれた。それは、「普通の大人に向けた静かなる応援歌」です。
嬉しいですよ。本当に。
収められている4曲ともが、まるで40歳代なかばの僕のために歌ってくれているような錯覚を覚えます。僕の気持ちを代弁してくれます。自分でさえ意識していなかった自分の気持ちを言葉にしてくれています。
前作「平凡」でも同じ感覚を覚えましたが、思うにこれは、プロデューサーの須藤晃氏の仕業ではなかろうか。馬場さんの感性をもって進むべき方向を的確に示し、導いた結果なのではないか。この2枚の潔さから、そう思えてなりません。
ジャケットもまたしかり、です。自分であるはずないのに自分なんじゃないか、と。昭和40年ころの生まれの方は皆、既視感を覚えるのではないでしょうか。名曲「男たちへ 女たちへ」の一場面を起想させます。
フルアルバム1枚よりも、こうしたリリースのしかたの方が密度が濃く、1曲1曲と濃密に関わることができる分、好感が持てます。
心に深く、そして静かに、沁み入ります。
主題曲の平凡は、普通に暮らしている沢山の人に聴いてもらって、明日への活力にしてもらいたい、そんな素敵なメッセージが詰まった曲です。 最近元気の無いあいつや、いつも裏方で頑張っているあいつなんかにプレゼントして聴かせてあげたい。 疲れがたまっている時に聴くとピリピリと、そしてビリビリと鳥肌が立つような、やがて活力溢れだす、そんなお薬みたいな名曲。 日常の終わりの処方箋として、本作を是非ともご活用ください。
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