食後、一気に読みました。
著者ご本人もおっしゃられていますが、確かにジャンルが不明な本ですね。
前回はラブストーリーかと思いましたが、今回はオトコ臭い。
風景や状況描写が浅く、短文が目立つような気がしますし、
戦前・前後の史実描写が端的に表現されているので、
その時代を生きている人々の苦悩や楽しさ、生活、圧迫・・・、
それらがあるからこその、行動→結果への繋がりが短い。
何か勿体無いなぁと思いました。
私個人としては、食事風景なんかをもっともっと美味しく書いていただけると嬉しいです。
もしくは、洋服(袴)の質感とか何かを詳しく描写していただけると、想像を刺激されるなぁ。
前回よりも人間臭く、登場人物の個性や性格がはっきりしてきて感情投入しやすくなっていました。
キャラクターが頭の中で動いて、話しているようになってきて、読んでいて楽しかったです。
こちらのシリーズ、3部作とのこと(著者曰く)ですので、
次回が出るなら本当に楽しみです!
著者のご成長に期待して、
数年後に加筆修正されたものも読んでみたいと思わせる内容です。
(何か上から目線でスミマセン・・・)
最近燻製を作るのに凝っていて購入しました。とてもコンパクトで一般家庭では邪魔になりません。煙もそんなに出ないのでご近所に気を使わなくていいのが☆☆☆蛸の燻製を手始めに作ってみましたがともておいしく出来ました!冷蔵庫にある食材でいろいろ試してみようと思います!
●気負いのない淡々とした調子、徹底的に対象を引き離して描いています。●それほど派手でもないけど決して地味でもない微妙な出来事の数々。●殺風景さに最後まで引き込まれました。芸能人の書き物としては異色のタッチです。●最後は結構衝撃的なエピソードが用意されています。それを期待して読み進んでみてください。内容が記せないので歯がゆいですが。
娘が原作を読み、二人で映画にも行きました。 映画のストリーを思い出しながら、わからない部分があれば娘にも尋ねながら 読みました。 英語の小説を読むのは本当に久しぶりで、副詞や慣用句がわからない所もありましたが何とか読みこなせました。 高校生でも十分読めると思います。 映画の中の容疑者が堤真一でしたが、少しかっこうよすぎのような感がありました。 隙間時間で、少しずつよんでいくのがいいかもしれません。
恋愛ものは普段は観ないが、東野圭吾原作と聞いて観てみた。 結論からいえば、可もなく不可もなく、といったところ。 ちょっとミステリ風の味付けがあって、家族の葛藤が底流にあって、そこは東野作品らしい。が、どうも物足りない。全体に安っぽく感じるのはなぜだろう。 ひとつは、登場人物の誰にも感情移入ができない点。たしかにみな純情ではあるが、おとなの純情って、あまり正面から近づきたいテーマではない。 それから恋愛をなにかすごくいいもの、として描こうとしている点。普通の大人なら、恋愛が単なる状態、もっといえば「単なる気のせい」に過ぎないことは百も承知のはず。なのに全部捨ててそこに入れ込んでしまう大人の男って誰?って感じ。「不倫する奴は馬鹿だと思ってた」っていう岸谷吾郎のセリフがあるが、確かに岸谷吾朗がバカにしかみえない。名セリフというべきか。 ということで、映画としてはかなり?ではあったが、とはいいながらも深田恭子はやっぱりカワイイ。そこだけなら観る価値はある。
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