餓狼伝説シリーズの4作目。
3作目の餓狼伝説スペシャルからキャラクターグラフィックを全部書き直し、多数の新キャラを追加、システムも大幅に変更されている。
システムの変更については、前作までの2ラインバトルから3ラインバトルになったことが大きい。
別ラインへの移動速度が前作までに比べ速くなり、ライン攻撃からも連続技が狙えるようになった。
これにより、飛び道具などをかわす選択肢が他の対戦格闘ゲームより多いのが本作の魅力だろう。
新キャラクターも魅力的。
本作はCPU戦も面白い。ちゃんとストーリーがあって、対戦前や対戦後の専用セリフ、ボスの山崎と泰兄弟の登場など、演出がカッコいいのだ。
CPU戦は、対人戦のような戦い方ではまず勝てない。
そのあたりは他のネオジオ対戦格闘ゲームも同じなので特に問題ではないだろう。
餓狼伝説3のCPU戦は、CPUの動きのクセを読み、パターンを作るのが楽しいのだ。
基本的な戦い方だが、スタート時くらいの間合いから前方ジャンプで飛び込み、ジャンプの昇りで弱攻撃を空振りする。
するとCPUはガードを解くので、ジャンプの下りでジャンプ強攻撃を出すとヒットするのだ。
後は連続技までしっかりキメて、繰り返せばいい。
パターンにハメるのがうまくいけばこれだけで高ランクも狙える。
CPUホンフゥは、まず画面端までバックダッシュで下がる。下がったら、後方ジャンプの下り間際でジャンプ強攻撃を出すと電光石火〜を出してくるので、対空技で落とせばいい。
一定距離まで接近されたら、後方ジャンプの昇りで弱攻撃を空振りして電光石火〜を誘い、下りジャンプ強攻撃でツブす。
こういう、パターン作りの楽しさがわからないユーザーには、餓狼伝説3のCPU戦は「CPUが強すぎるだけのつまらないゲーム」に映ったかもしれない。
超必殺技や潜在能力のほとんどが実戦的ではないのも好きな点のひとつ。
ライン攻撃からの連続技で充分なダメージが狙えるため、超必殺技や潜在能力がオマケ的な性能でも全然問題ないのだ。
マリーだけは潜在能力がかなり有効だが(笑)。
ただし、テリーの永久連続技(しゃがみ強パンチ→強クラックシュート→しゃがみ強パンチ→強クラックシュート…)だけはどうしようもない。
この永久連続技は対戦バランスぶち壊しなので、対戦するときはテリー使用禁止にするしかないだろう。
テリー以外は対戦バランスに問題はなく、3ラインを使ったスピーディーで奥の深い対戦を楽しめる。
今ならPS2で餓狼伝説1から餓狼伝説3までをまとめて収録したものが出ているので、高いうえにスペース的にもかさばるネオジオ版を買う必要はない。
TVで放送、VTR,LD化はされたが早々に廃盤になった名作がやっとDVD化されました! TV版ではリョウ・サカザキが別所哲也、ユリが浜崎歩(現・あゆみ)という豪華キャストでしたがDVD版はどうも違うらしいです。 今は亡きSNKの全盛期を伺わせる作品です。 若干ですが、アニメーションにスピード感の無さが伺えます(苦笑)
間違いなく神ゲー。 昔、このゲームを猿みたいに繰り返し繰り返しプレイしまくってた。 とにかく対戦することが面白いゲーム。対CPU戦でもまったく問題なし。飽きずに長く遊べる。 ロード時間が短いこともポイント。ノンストレス。 個人的に餓狼伝説シリーズはこのゲームと、餓狼伝説スペシャルがベストだと思う。前者は学生時代に一人で、後者は子ども時代に友達数人と、遊びまくった。
この手のゲームは数多いがいいものは少ない。この餓狼伝説 スペシャルはストリートファイター2、ストリートファイター3サード、ギルティギアゼクスと並ぶ名作。そのあとなぜかグラフィックが悪く、動きも悪いキングオブファイターズが人気シリーズになったのか自分には分からない。今遊ぶと絵が荒く遅いと思うだろうが。今なら安いのでロム版がお勧め。当時値段の高いロム版は憧れだった。
PSのスペックに合わせたライン移動の廃止で容量を削減し、かなりシンプルになりました。
ガーキャン・受身・空中振り向き等の細かいシステムは継承しつつ、スーパーキャンセルに近いファイナルインパクト、 ライン移動に替わる回避行動の クイックアプローチ(攻撃をさばきつつ前進する)などの新システム導入で 一味違う作品に仕上がってます。
リアルバウトシリーズの雰囲気を損なわずに、独自要素が多くてやり込み甲斐がある 優れた対戦ツールです。
|