テンポよく読み進むことができました。面白かったです。 「黒い太陽」「女王蘭」とすべて読んでいますが、作中10年の年月が流れ、キャラ達の内面にも円熟味が感じられました。前2作よりもキャラの心情や生き方に共感しました。
ラストは衝撃的でした…。「帝王星」で完結ということでしたが、続きが読みたいです。
作品も主人公も、どちらもともに「不死鳥」であることを願っています。
・残り3発残ってたんじゃないの? 1発はどこに行っちゃったんですか? ・前作jはドクムシが来たから、今回はワニとの 対決に胸を躍らせたのが、結局はその対決はなし。 ワニにかみつかれながらも、ナニをパンパンにする ような想像をしたのだが・・・。 ・できることなら変態兄弟の過去の遍歴、源三の 生い立ち、赤迫の更なる変態っぷりなど全体的な 深みが足りない。 同様にレイプ事件からの鷹場との対面が簡単すぎる。 ・総合して変態っぷりはまあまあ楽しめるが、過去の文章の 流用で中身が薄いのは確か。 場面展開も少なく、かなり闇社会のフィクサーとしては こじんまりとした活躍に、最終章としてのインパクトは 薄い。 ぜひ海外の変態野郎との世界対決に進んでいくような 世界の金とナルシストぶりがぶつかり合う大作を 期待したい。
新堂冬樹である。「不倫純愛」、このタイトルだけみるならば氏を知っている人以外は昼ドラよろしくどろどろの愛憎劇、お涙ありと思うだろう。そこが新堂冬樹の仕掛けたトラップなように思えてしようがない。「白新堂」作品と思って読み進むと「黒新堂」が舌をだしてこういうのだ「だ〜まされた!そんなに甘くはね〜んだよ」と。純愛文章好きが文章の豹変にPTSDになるくらいのトラップを用意したのではないか。「黒新堂」派ではなくあきらかに「白新堂」派の方にオススメしたい。
舞台は非常に少ない、登場人物も少ない。ブスもブオトコも登場しない。自分勝手な男と平凡ながらも献身な妻、羨む作家と美人秘書。内容は、ありがちな設定ながらも新堂氏得意の展開ゆえに期待を裏切ることはない。「おらっおらっおらっ」とたたみかけてくれる。この「羨む作家」の風貌がテレビ番組に出演する氏を思い浮かべるさせるのもまたニヤリだ。
とはいえ「不倫純愛」に物足りなさを感じるのは、狂気と巧妙な仕掛けだろう。悲しいかな、下半身描写に眼が吸い込まれていってしまうのが男の性である。
詐欺グループ『白い鴉』。何のために詐欺を働くのか、その正体は。黒新堂と白新堂の融合作品。読んでいる途中で、全貌が解ってしまうのだが、ラストに涙。素直な気持ちで読むべし。
様々な詐欺の手口、なかなか面白い。鼠小僧か、ルパンか。
半分「たかが虫」と思い購入しました。
虫とは思えないバトルで、負けた虫はかわいそうに思うほどでした。
恐ろしい世界です。
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