というのも、このゲームはノベル形式のものでして、まともに読み勧めていくと結構な時間が
掛かります。ひとつのシナリオに数千ページも費やされておりますので。
ゲームの内容とかは、私以外のレビュアーさん方があらかた語られていますので、今回はさくっと
いきます。
上でも触れましたが、このゲームはひたすらに文字を追っていくことになります。
声優による音声こそないものの、ゲーム音楽は全般的にレベルが高く、作品自体を気に入られれば、
特に不満に思われることもないでしょう。
ただ、グロテスクな表現が多々あり(代表例:血しぶきが飛び散るシーンがあります、結構多い)、
性的表現が使われている箇所もあります。あくまで一般向けですので、直接的ではないですが。
人を選ぶゲームといえるものですけれども、値段も廉価版ということで安くなっていますし、
お買い得感はあるのではないでしょうか。
前作の久遠の絆2作プレイ済み、自分の中でベスト3に入る作品だと思っています。
つい最近までエロゲ化されたこの作品があることを知らずにいました。
シナリオが大部分変更され、エロゲ化・・・びっくりしましたが、全然アリですね。
アマゾンの評価で悪い評価が目立ちますが、妄信的な信者の大げさな評価だなと感じました。
大好きな久遠の絆を新たなシナリオで楽しめるのが幸せです。
内容もとても面白いと思います。
何よりこの値段・・・安い!すごくお買い得です。
初代PS版から、DC版、PS2版と全て所持してプレイしています。
まぁ、こんな古参ファンもいるのだとご参考までに。
個人的には大満足です。
特に、平安編のシナリオは突出していたと感じます。
分量も、オリジナルより体感で2倍程度に増えていましたが、ダレずに読み進めることが出来ました。
全体の結末も、随所に「再臨紹」シナリオのテイストを盛り込みつつ、全く違うエンディングへ到達しており、非常に興味深くすすめることが出来ました。
不満点を挙げるとすれば、平安編を筆頭として、過去のシナリオが大きく変わったのにもかかわらず、
現代編のシナリオ修正が(ラスト近辺を除いて)細かなブラッシュアップ程度に留められている点です。
元々オリジナルの為に書かれたシナリオのわけですから、当然それ相応の変化が求められていたと思いますが、
それがなかったために、決して小さいとは言えない齟齬と違和感を与えてしまっています。
また、ところどころに悪ノリとも言えるような箇所が見受けられるのは、宜しくなかったと思います。
私は「おいおい、やり過ぎじゃあ?」と苦笑して流せましたが、間違いなくそれは少数派でしょうから……。
その辺りで評価を一つ下げさせていただきました。
オリジナル版に非常に強い思い入れを持っている方たちにとっては、このPC版は許せないと感じるのは無理ないことと思います。
思い出の中に、確固として残るあの強烈な感動(私も大真面目に泣いたクチです)。その物語が、全く別の物語になっているのですから。
正直、私も「ORIGIN」で「感動」は出来ませんでした(その代わり、「非常に面白い」とは思いましたが)。
ただ、敢えて誤解と批判を恐れずに言うなら……ソニーチェックが通っていたら、このPC版のシナリオがオリジナルの「平安編」ひいては「久遠の絆」になっていたわけです。
そしてそもそもの、全ての「久遠の絆」の発端(企画的な意味での)は、この「ORIGIN」版平安編が大元になっている。
だからこその「ORIGIN」というタイトルだと解釈しています。
オリジナルを否定しているわけでなく、初期構想を発展させた「もう一つの『久遠の絆』」だと。
ですから、私はこの「ORIGIN」を評価します。
なにより、「否」の反応が多いことは容易に想像でき、しかし敢えて発売にまでこぎ着けて下さった制作陣に、心からの感謝と敬意を表します。
ただ、これは感情の問題でもありますので、納得の出来ない古参ファンは多いでしょう。
しかしながら、物語として見れば、全体の完成度はPC版の方が上であると、私は思いました。
「本当に『久遠の絆』が好きなのか?」と面罵されるかもしれませんが、フラットな意見として読んで頂ければ幸いです。
このゲームのトゥルーエンドを見ることはさほど難しくありません。 しかし複雑な分岐・その他エンドを全て見るためには、この本はかなり役立つと思います。 さらにシナリオごとの粗筋のページが大変充実しているので、攻略が終わった後も楽しめます。 (本当は小説版を出してほしいですが。) CGも沢山掲載されていますし、ゲーム中とは違ったふんわりした色合いのポストカードが付いてくるのも良いです。 ただ、ネタバレとはいえ再臨詔編にほとんど触れられていなかったのは少し残念でした。
感動するしないは個人差あると思います(個人的にはこれを超えるゲームはいまだありませんが)。 ただ、音楽に関しては誰が聞いてもこれは只者ではないことがわかります。 純和風の音色でこれだけのバリエーションと凝ったリズム、シンプルでいて斬新な感じのする心に訴えるメロディの楽曲群はCD屋さんで探してもなかなかないと思います。聞いているとなんだか優しくなれるような、すばらしい曲が沢山入っているので、音楽通の方にぜひお勧めです。
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