廉価版ばやりの昨今では比較的高めの価格なので、ちょっと手をださずにいたのですが、買ってよかったです。楽しく情熱的で文句なくいいです。特にインファンテは決定盤だと思います。
しましたが、「メキシコの祭り」はスタンダードといえる名演だと思います。
「平和の祭り」はもう少し熱さが欲しい気もします。
「異教徒イベリア人」はキューネル/武蔵野音大とくらべると
かなり薄口の演奏ですが、編成の違いがあるのかも知れません。
スペインを舞台に、主人公の日本人スパイが、ドイツ、イギリス、反フランコ派などの、いろいろな陰謀に巻き込まれていく様子を描きます。 何かの事件を追う!とか、何か大きな陰謀が一つあって、それを追っていく、いう展開ではなく、いろいろなグループが、いろいなことを企み、それが続いて行く、という感じです。 話の構成もあり、この後何が起こるんだ?という興味で、話に引き込まれて、時間とボリュームを忘れる面白さでした。また、戦争の影を感じる街、いろいろな思惑をもった怪しい人々(スパイ、ジャーナリスト、革命家)、そこに生きる一般の人々など、戦争中の中立国の「魔都」ぶりが、見事に描かれてます。 第二次世界大戦中の政治状況も、詳しく書かれていて歴史の勉強にもなりました。
梶浦由紀、Revoの二人の作曲センスが見事に融合し、壮大で美しいバラードナンバーに仕上がっている。ヴォーカリストは両サイドから多数参加している。個人的には貝田由里子さんが参加しているのが嬉しい。両者のメロディラインやアレンジの美味しい所が上手く共存しており、両方の曲が好きな人ならば「ここは〜らしい」などとどちらの作ったものかを探してみるのも面白い。とにかく二人の作曲者のメロディラインの美味しい所が満載で珠玉メロの応酬である。合作と言う事で手を出すのを躊躇ってる人も居ると思うが是非聴いて欲しい作品。
新しく、第二期として始まったSound Horizon。
メインヴォーカルであり、私も好きだったあらまりさんが抜け、
一体どうなることかと聞く前まではかなり不安があった。
しかし、蓋を開けてみればそんな不安は杞憂であったことを知る。
今までとは確かに違う。
なんというか、音楽の幅が広がったような気がするのだ。
それはとてもよいスタートだと思う。
今まではあらまりさんがお一人で色々な世界を演じていたが、
このCDではより多くの人々が世界を彩っている。
少なくとも私はこのCDを聞いて、
これからのSound Horizonがどうなるのか、不安よりも楽しみの方が増した。
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