SEEこそ、映画史上に残っていく作品だと思います。登場人物の細かな描写が描かれ、劇場版では見られなかった様々なエピソードが盛り込まれるであろうSEE版こそ三部作の終着点にふさわしいと言えるでしょう。劇場版に入れたくても、時間の関係でカットされてしまったシーンを復活できるロング・バージョンは、何より、P・J監督や、スタッフ・キャストの思いのたけがこもっていると思います。 噂ではSEEは49分も追加されるそうです。となると追加されるのは、あのシーン・このシーンと想像が駆け巡りますが、私はエオウィンとファラミアのシーンはもちろんですが、指輪の仲間たちが故国に帰って行く別れのシーンが見たいです。 エオウィンとメリーの別れ、そしてアラゴルンとホビット達の別れ。 沈む夕日の中、去って行くホビット達を見送るアラゴルン。ぜひ追加して欲しいです。原作を読まれた方はお分かりですよね。
映画のシーンが忠実に再現されていて、本当の映画を見ているようです。 音声は日本語版か英語の字幕版があり、簡単に変更できるようになっています。 この値段でこの画質なら文句ないと思います。 ロード・オブ・ザ・リングのファンは是非買ってみてください。 損はしないと思います。
この3部作を楽しめるかどうかは、ファンタジー要素溢れる世界観 にすんなり入っていけるかに懸かっていると思います。けれどその 世界で描かれているのは、私達にとってすごくリアルな事。 人間の持つ強さ、優しさ、狡さ、そして弱さなのです。 劇場公開された当時は、時期が時期なだけにどうしてもイラク戦争と 重ねて見ていました。クライマックスのヘルム峡谷での戦いは、 サルマンが作り上げた1万もの兵達が「人間を根絶やしにする」と いう理由で猛然と襲いかかってきます。対しそれに立ち向かうのは、 若干300の人間達。その中には老人や子供の姿も。武器を渡され 怯える彼らの姿を、カメラはありありと映し出します。それはまるで 現実のようで、見る度に胸が痛くなります。 静かに恐怖が過ぎ去るのを待つ母親や小さな子供達も、監督が この映画で訴えたかったことなのではと思いました。 戦いの後、世界は一旦平和を取り戻したように見えますが、また 新たな戦いがすぐそばまで迫ろうとしています。悪に屈しない為、 自分の愛する人を守る為、人々は戦います。けど、この世界に 戦いがなくなる日は来るのか・・・フィクションと言えども そう感じさせる力を、この作品は持っています。 ピーター・ジャクソンがなぜここまでリアルに人を描いたのか、 あなたの目で自由に感じ取ってください。
劇場版では味わえない正に原作ファンのためのスペシャル・エクステンデッド・エディション(略して"SEE")。 コレを観るまでは私の中で「王の帰還」は完結してません。今から本当に楽しみです。 ファラミア演じるデヴィッド・ウェンハムが某雑誌のインタビューでファラミアとエオウィンのロマンス (ペレンノール野の戦いの後、アラゴルンがアセラスの葉で二人の病を治し、その後ファラミアがエオウィンに 愛の告白をするシーン)がSEEの未公開追加映像に加わるそうです。(本当に実現して欲しい) サルマンも復活するし(皆がオルサンクの塔に合流した所かな?多分)気になるのはサムが 最後の指輪の所持者なので仮死状態になったフロドから指輪を手に入れたサムのシーンも 追加される事を期待してます。 とにかく本当に今から楽しみですね~劇場版が約3時間半という長さだったのでSEEは4時間半くらい長くてもいい! そしてSEE3部作を連続で観たい!!もう最高の「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ!!!
個人的には劇場公開版の発売もアリなのですが、やはり私もSEEのBD化にあと二年もかけるという事実にゲンナリしています。
頑張って早い段階でリリースしていれば劇場公開版でもけっこうな売り上げがあっただろうに、これだけ期待されているたかが劇場公開版を引っ張り続けたことでこれだけBDの評価が悪く売り上げが延びないのであれば担当者を変えないと企業としては相当な損害を生むと思う。
正直なところ二年後に私が期待していたのはDVD特典ディスクで監督が仄めかしていた新たな未知のバージョンだったので、私はテンションを大きく下げられてしまい半ば絶望感に近い感情を抱いている。
更に悪い事に、待たせたわりにはパッケージもただ単に単品販売モノを箱に押し込めただけのように見える。
特典ディスクはBD化しないのであればDVDで内容が同じなら完全に廃止してもいいので、ブックレットの充実とせめてデジパック仕様。
販売時期や方法にロード・オブ・ザ・リングというキラーコンテンツに対するメーカーの感謝の気持ちや思い入れが全く現れていない事が残念で仕方がない。
今まで随分と稼がせて貰っただろうに・・・。
最後にあまり関係ないですが、普段疑問に思っている事。
販売メーカー全般に言えることですが、「特典」の本当の意味って何なのでしょうね?
私はタダでもらえるっていう解釈が正しいと思うのですが、お金が高くなるのなら特典という表現はJAROに審査してもらいたい。
|