M6、M8のような曲があるし、明るいムードの曲が多く収録されているので、リゾートの定番とされることの多いアルバムだが、特異な作品ではない。80年代初期の傑作群の1枚で、リゾート色をつけてみました、という作品に私には感じられる。
ユーミン・ミュージックの根本は全く変わらず、ちょっと応用するだけで本作のような傑作を作ってしまう当時のユーミンの充実ぶりとアイデアの豊富さを称賛すべきだと私は思う。
個人的に好きなのは冒頭の「彼から手をひいて」。この曲のストリングス、女性コーラスとサックスの使い方は見事だ。
ところで、本作でサーフィンとスキーにスポットライトを当てて、次作は「水の中のアジアへ」。雨等、水はユーミンの楽曲の重要なモチーフだが、本作は水を欧米風のリゾートの文脈で捉え、次作が水をアジアの情景の中で捉えた作品と解せないだろうか。両作品をペアで聴いて、ユーミンの多彩な世界を知ることが私のお薦めだ。
あべまちゃんの
元気がもらえる
アルバムです。
だいすき あべま。
ジャケットからも読み取ることができるが、このシングルはカップリングを含め全体的に重い作品になっている。 19歳の唄は、重厚なバンドサウンドで構成されている疾走感のあるナンバー。 逢いに行くは曲調や歌声こそキュートだが、歌詞は少しひいてしまう程の元恋人への愛情が歌われている。 morningは叶うことのない恋愛への悲しみが痛いほど伝わってくる。彼女は弾き語りでこういう悲痛な叫びを表現するのがウマい。
ロンリーやいつの日ものような曲を期待していた人はガッカリだろうが、阿部真央の魅力がこの上なく詰まったシングルだと思う。 (私は聴き終えた後は圧倒されて、なんとも言えない疲労感に襲われました…)
受けが事務系エリートサラリーマン、グルグルひとり思考に陥っちゃってテンパってしまってるのが好きな人、攻めがガテン系のノンケでほかの男は論外だけど受けだけは特例だと最後は恋に落ちちゃうというお話が好きな人なら楽しめます。ジェットコースターのような展開はないけど、谷崎さんらしく、脇のキャラが面白い!
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