リート曲はどちらかと言えば避けてきたのだが、これを聴いて新しい楽しみを発見した。 詩を読みながら曲を聴くというのはあまりやらないんだけど、椅子に深く体を沈めてこの本を読みながら曲を聴くという至高の楽しみを吉田秀和は最後に残してくれた。クラシック音楽の愉しみを古くから彼の著書に教わってきたが、これっきりかと思うと残念でならない。 窓の外から聞こえてくる鳥の声や風の音とともに流れるリートを聴く、何と幸せな瞬間だろう。
標的1〜33までを収録。
DVD-BOXと言えばDVDが入るサイズの正方形、と思っていた私としてはDVDケースサイズのBOXにちょっとびっくり。それでもDVDを一巻毎に持ってらっしゃる方には整理しやすいと思います。かく言う私もヴァリアー編以降一巻毎に持っているため、並べて置けるので良かったです。コンパクトを求める方にはNGなサイズだと思います。
特典Diskのスクリーンセーバー、壁紙はBullet編ジャケットのリデザイン画です。ジャケット画がなくとも十分満足されている方には不要なものかと。反面、Bullet編のジャケットをPCのスクリーンセーバーに!壁紙に!と思われる方にはとても嬉しい特典だと思います。
なおスクリーンセーバーその2は手書きランボのコマ漫画レベルの作品で個人的には不要。
設定資料集もデジタル冊子を自分で左右を選択しめくるレベル。注意書きとかそういったものは見受けられないので合わせて「-1」です。
バトルがメインになったリボーン。開始当初ははちゃめちゃなギャグが盛り沢山、そしてファミリーの仲間達との出会いやファミリー揃ってのドタバタ日常。
この日常を取り戻すためのバトルなんだ、と復習かつ再認識するためにも標的33まで一気観しましょう!
原作者天野明先生が原案に全面協力をしてアニメ化された1世ファミリー編。 上巻は、178話から181話(雷の守護者の継承)までが収録。特典映像として「怪物づかいツナ!」の4・5・6話も同時収録されていました。 上巻の初回版には、上巻・中巻・下巻が収納できるBOX付きで、イラストは書き下ろしととても綺麗でした。 ただ、残念なのはアルコバレーノ編のように何か応募できたりというのはなく、他に特典映像がついていたりはしていなかったので星を一つ外しました。ですが買って損はないと思います。 1世ファミリーが好きな方は、ぜひどうぞ!
リーズの演奏するバラードはなかなかに美しいです。テンポの揺らし方も結構大胆だしフォルテの処理が効いていて全体をロマンティックにまとめていると感じます。 テクニック任せにガンガン弾きまくるのとは違ってテクニックを押さえて豊かな感情表現に力点を置いた演奏が心地よいですね。 後半のコンチェウルトはホールの響きがゆったりとしているせいでしょうか?心なしかテンポ設定が遅めです。 その中での第2楽章の美しさたるや!それはそれは素晴らしいものがあります。 いつまでも少女ではない、女性としてのまろやかさというのでしょうか?円熟とまでは行かないまでも、着実に実りつつある表現のうまみがここには出ています。 ジャケットも美しいですね。本人はもうちょっといたずらっぽいですけど・・・。
著者は音楽についての好き嫌いは「純粋に私事」に属するので、あまり大切なことだとは思わないと述べている。それゆえ、かえってこういうエッセイ集は貴重であろう。それに、書き手の音楽に対する造詣が広くかつ深いので、その好悪は普遍的な域に達していると感じられる。バッハからベルク、ヤナーチェックまで著者が深い愛着を覚えた名曲について、実に充実した文章が展開する。
その特質は「吉田さんは、音楽を聴くことの幸福を書いた。あるいは、その幸福感と文明との関係について書いた。それが吉田さんの仕事の主題なのである。」という丸谷才一氏の吉田秀和評に尽きていると思われるが、そういう幸福感をこの本を読むことで我々も味わうことができるのである。
吉田秀和氏の名著がこのような形で復活して本当にうれしいかぎりだ。
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