本書は戦勝国側の視点に偏ることなく日本側の資料、証言も豊富に取り込まれており、より詳しく『戦場の実態』を知ることができる。インタビューによる兵士個人の回想が多く用いられている点は他書にない圧倒的リアリズムを生み出しており、著者の地道で継続的な取材力に頭が下がる。対米戦の意識が強い南方諸島での戦いでオーストラリア軍とここまでの戦闘を行っていたことを知る日本人は少ないだろう。ここには現代の官僚主導政治と同根の軍部支配層の責任の所在の不明確化、本来の目的を放棄した自己目的化、客観的評価基準の喪失がいかに多くの兵士の命を無意味に奪ったかが記されている。作戦の無謀さ、情報のなさ、補給物資の欠乏、制空権・制海権の喪失、マラリアなど風土病の蔓延等、いかに多くの日本の兵士たちが本来の戦闘以外で死亡したかがリアルに伝わってくる。本書を通じて戦後65年以上を経て自らの権益を守る為には国民を犠牲にすることに何のためらいもない国家の本質が変わっていないことに憤りすら感じた。一方、このようなココダの戦いの真実を通じて多くのオーストラリアの現代の人たちが『戦争の真実に向き合い』日本への理解を深めていることは大変意義深い。その姿は反日でも親日でもなく同じ人間として事実に向き合う真摯な姿であり、日本でもこのような著書を戦争を知らない多くの人に読んで欲しいと感じた。
THE BEST OF COREY HART−COREY HART (2006)
1.SUNGLASSES AT NIGHT 5:18 1984年 1st.ALBUM 「ファーストオフェンス」 収録 2.BOY IN THE BOX 4:28 1985年 2nd.ALBUM 「ボーイ・イン・ザ・ボックス」 収録 3.I AM BY YOUR SIDE 4:38 1986年 3rd.ALBUM 「フィールズ・オブ・ファイア」 収録 4.CAN'T HELP FALLING IN LOVE 3:26 「フィールズ・オブ・ファイア」 収録 5.NEVER SURRENDER 4:57 「ボーイ・イン・ザ・ボックス」 収録 6.IT AIN'T ENOUGH 3:29 「ファースト・オフェンス」 収録 7.A LITTLE LOVE 4:11 1990年 5th.ALBUM 「 BANG! 」 収録 8.EVERYTHING IN MY HEART 4:53 「ボーイ・イン・ザ・ボックス」 収録 9.DANCIN' WITH MY MIRROR 4:18 「フィールズ・オブ・ファイア」 収録 10.IN YOUR SOUL 3:53 1988年 4th.ALBUM 「ヤング・マン・ランニング」 収録
リアル・タイムでコリーのデビュー・シングル 【1】 を買って以来 ずっとファンなのですが 私はセカンド・アルバムまでが好きですね。 その後の作品も レコード、CD 共に揃え持っていますが 多感な青春時代を彩ったのはファースト、 セカンドでしたから思い入れも深いのです。 サードを発表した86年あたりは 私自身 洋楽離れが始まっていて あんまり気を入れて聴いていなかったと思います。 このベストを購入するまでに ベスト盤は3枚持っていましたが 価格の安さと 【1】 のシングル・ヴァージョン狙いで このディスクを注文してみたのですが 狙いはハズレ。 【1】 はレングスが示す通り アルバム・ヴァージョンでした。 こうなると持っているベストの内容と丸カブリなんですが・・・ 幸いインポートのコンピ 「 MONSTER '80s 」 で 【1】 のシングル・ヴァージョンは手に入れましたけど。 【1】 と同じくファーストに収録されていた 【6】 が私は大好きです。 【8】 も大好き。 クールなアレンジでいて メロディアスなロッカ・バラード。 BEST HIT U.S.A.のチャート ( Radio & Records ) では全米1位に輝いた 【5】 は名曲ですね。 【9】 の音質が後半に向けて劣悪になっていくのが気になりましたが それ以外は 彼の音楽に触れるには良い作品だと思います。 いずれの曲も各アルバムを代表する曲ですから。 これを聴いてコリーの音楽に興味を持ったら是非、 オリジナル・アルバムを聴いて貰いたいですね。 お薦めはファースト & セカンド です(笑)
自分の犬と今まで以上の一体感をえるための方法として一緒に救助の現場に立って見たい、と思う人は多いと思います。そんな方に是非読んでいただきたいと思います。言い様のない充実感がそこにはありますが、それ以上に過酷な訓練(犬にも人にも)や、費用や危険リスクの持ち出し、無意味な時間の拘束等、現実的な部分も見えてきます。米国の本ですが、日本でも本質は変わらないのではと思いますので、そういったところも是非。
第1弾もよかったけど、この第2弾もいいですよー!!
非常にドライヴ・モードな選曲で、他には収録されていないジョー・リン・ターナーの「ザ・ワン」や「オペラ座の怪人」、T.レックスの「イージー・アクション」、シーザーズなどもうれしいです。
今よくテレビで聴く「ゲット・イット・オン」、「ゼア・マスト・ビー・アン・エンジェル」、「トゥルー」、「マジック」なども入っていて、年代的には70、80年代中心の選曲内容ですが、非常に新鮮に聴くことできますよ。
週末のドライヴに必須のアイテムになりそうです。お薦めです!
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