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嗚呼 花の応援団 1 (ホームコミックス) 南河内大学応援団の親衛隊隊長、青田赤道の傍若無人な暴れっぷりを描いて、私の大学時代、人気を博した爽快な漫画。貪欲なまでの女好きで、喧嘩をすれば天下無敵、そして時には後輩への人情を見せる。悪漢型ヒーローである。暴れる際の「チョンワ、チョンワ」と言う青田の叫び声も流行した。

単純な作品の様だが、私は作者がタイミングを計って本作を発表したと思う。当時、大学紛争も下火になり、若者が世間に向かって鬱憤を晴らす場が無くなっていた。本作はその受け皿になったのだ。青田の暴力は全共闘のゲバルトそのものだし、その単純な行動パターンは全共闘の思想の稚拙さを反映していると思う。

時代の空気を巧みにギャグ漫画へと昇華した一癖ある作品。

警官の血〈下〉 (新潮文庫)  面白かった。上下巻を一気に読み切った。
 戦後の混乱期から現代まで、三世代にわたる警官の人生を描いている。戦前の警察から変わったもの、変わらなかったもの。労働争議、学生運動、バブルの時代。警官三代の眼から見たその時々が、特異な形で描かれている。 
 事件の謎が受け継がれ、深まり、更に新たな事件が起こる。五十年以上もの時間が流れ、終末部に至って、物語の座標軸が幾度も回転する。そのたびに、新たな構図の下に事件が再配置されていく。題材から受ける印象とは違い、極めて考え抜かれた知的な作品である。ミステリーの醍醐味が味わえる。
 更なる望みを言えば、登場人物の葛藤が、もう少しでも良いから描かれていれば、と思う。

人質 佐々木譲の「北海道警察シリーズ」第6弾である。
この警察小説シリーズは、平均点が高い。どの作品も星3.5以上はいけていると思う。
ちなみに、1作目は星5つだ(映画は星1つくらいだけど)。映画を観てつまらないと思った方も、本の方は何倍も面白いので読んでみて損はない。
もし、警察小説に興味があって未読の方には、ぜひオススメのシリーズだ。

まず、文章が良い。短く歯切れのいい語り口が、明解で、読ませる。
登場人物たちの普通な感じも魅力的だ。あまり特殊な外見や性格の人はいない。ある部分で少し能力が高い、という程度。そのリアリティが良い。
お決まりのバーでのくだりは格好つけ過ぎ感もあるが、このくらいは大人の遊びの範疇だろう。むしろハードボイルド風味も味わえると思えば良い。
捜査の描写も良い。横山秀夫の社会派的読み応えとはまた違う、エンターテインメント的に「リアルに描き込まれた刑事小説」として、楽しめる。
そして何より、毎回プロットが凝ってる。ああ、こういう話かな・・・なんて思っていると、だんだんひとヒネリが効いてくる。

今作も、最近現実にも多い冤罪、そこに端を発した立てこもり事件。その話を軸に警察の腐敗を暴きつつ、という展開かなと思っていると・・・
ネタや動機には、正直、目新しさはない。ストーリーの、女刑事がたまたま巻き込まれて人質の中にいて、というのもよくある話。
じゃ、何が面白いのかといえば、事件のプロットに、実はちょっと意外なヒネリが効いているのだ。これで、ぐいぐい読まされてしまった。
中盤過ぎでおよその見当はついてくるのだが、ほんとにそうか?どうつながる?その確証がなかなか得られず、最後まで上手く引っ張られた。
警察小説といえどもミステリ。ミステリでは、プロットの意外性がやっぱり大事。これが上手いのだから、今回も星4つ献上してもいいかなと思った。
ただ、犯人グループの結びつきとか事件のバックボーン部分が、1作目とかに比べると、いささか雑というかステレオタイプな感は否めない。
それと、今回は、登場人物たちの関係性の進展みたいなものが、あまりない。シリーズの愛読者には、そこもちょっと物足りないかもしれない。
で、ほんとはマイナス0.5で星3.5というところなのだが、amazonのレビューには0.5がないので、ヒネリの効いたプロットが楽しめたから、星4つに。
登場人物たちの進展については、また次作以降を楽しみにしたいと思います。

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