旧作や未発表曲を集めた企画盤。 ある程度、世界的に認知されたバンドだと時期の違いはあれど、この手のアルバムは必ず発表しますが、内容は未発表曲だけあって寄せ集め感が漂う内容で、熱心なファン以外お薦めできないものがほとんどだったりします。が、このアルバムは違います。 前作のIMPRINTからプロデューサーとミキサーが変更したため今作は違った趣を感じますが、誉れ高き名作の次に着手したアルバムというだけあって、前作のぶち切れ感全開で最後まで一気に聞かせてくれます。 ネットなどで、このバンドのデモを聞いたことある人ならわかると思いますが、曲によってはデモの方が断然凄い物もあったりします。(特に1st)しかしこのアルバムに関してはデモよりも出来がいいものがほとんどだとと思います。 IMPRINTを買って、次にどれを買おうと迷ってるならこのアルバムをお薦めします。
ニュースクール・ハードコアの代表的バンド、Vision of Disorderの2nd。
拍子やテンポに対する独特の感覚を持ったバンドだ。 4拍子が基本なのだが、1曲の中で小節の切り方を大胆に変え、テンポも巧みに変化させる。 その結果として、聞き手のリズムは大きく翻弄されることになる。
音自体はカオティック・ハードコアにも分類されることがあるほどへヴィだが、 計算された理知的な音作りをしており、ひたすらにゴリ押すだけのバンドとの次元の違いを見せつけてくれる。
また、混沌の中に浮かび上がるメロディーの寂寥感も素晴らしい。
ハードコアというジャンルの中では、非常に完成度の高い作品だ。
評価基準:★=ダメ/★★=まぁまぁ/★★★=及第点/★★★★=良い/★★★★★=最高 (↑あくまで個人評価です)
名盤[インプリント]の後のフル作だけに、賛否両論が巻き起こったアルバム。 (確か2001年に出た当時は否定的な意見が多かったような記憶が・・)
[インプリント]のように猛烈な勢いは無いけど、その分沈み込むようなヘヴィネスが全編を支配。ティム・ウィリアムス(Vo)の鬱憤まみれの絶唱がソウルフルに響く、一音一音が重い重〜い作品。 これぞ、ヘヴィ・ミュージックと言いたい仕上がり。
今改めて聴くと、なかなかカッコイイと思う。
ブチギレまくりなボーカルに鋼鉄メタリックなハードコアサウンド!! メタルコア的なメロウな要素を含みながらも9割は絶叫シャウト!! 名盤「Imprint」を超えたと言えるアルバム。 ただ、コレが日本盤が出ない現状が悲しい…。
NYHCの中でも異彩を放つVision Of Disorder。 1曲目のELEMENTからシャウトするわ歪むわでもうヤバさ満点!! 俺は速攻ELEMENTでノされた!
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