25分のドラマと20分のメイキング。ハイビジョン撮影なので画質は良好だが、ドラマは見ていてつらいものがある。また、メイキングも撮影風景を単に横から撮っているだけで、これといった編集がされているわけでもない。サトエリ自体は魅力的なので、彼女の大ファンならただサトエリを見ているだけで楽しめるだろう。しかし買ってまで見るのは厳しかったかな。
2004年版「キューティーハニー」の音楽集は、シンセの打ち込みを中心にしたポップな仕上がり。 随所に旧テレビアニメ版のテイストを踏襲した70年代サウンドも顔を覗かせている。 心理描写、サスペンス、コミカルの3タイプからなる音楽だが、劇中のゴールドクローやスカーレットクローとの戦いで使われた主題歌のアレンジBGMが全く収録されておらず、アクション映画としてのカタルシスが欠けた構成なのが残念。しかし全体的には悪くないサントラだ。 倖田來未の歌うお馴染みの主題歌は、同時発売されたマキシ・シングル盤よりも若干長めのバージョンを収録しているのでお得感があるかも。 ただしこのアルバムに入っている倖田のヴォーカルは、OPに流れる主題歌のみなので、それ以外の挿入歌やエンディングテーマを揃えるには結局、倖田來未の4曲入りマキシが必要である。
サトエリのDVDなのは文句なしですけど内容はあまり期待しないでください。ドラマ仕立てとなっています
ベストセラーとなった「二十歳の原点」につながる時代の高野悦子さんの日記集です。 高野悦子さんが自殺されるまでの半年間の日記を集めた「二十歳の原点」は、1970年代に学生時代を始めた我々にとってバイブルのように読まれた本でした。新装版になり、横書きの書式が取り入れられ、時代背景を知る上で必要な脚注も採用されています。鬼籍に入られてから40年という歳月がその背景まで理解が難しくなっているのでしょう。
彼女の自殺の年である1969年は全国で学園紛争の嵐が吹き荒れていた時代でした。集会に参加し、真剣に悩み、自己確立のために葛藤の日々を送り、恋愛に破れ、理想と現実のギャップに悩み、孤独感をつのらせ、最後には自らを死の渕へと追いやった彼女の生き方は壮絶で、とても残念ですが、それゆえ当時の若者の心を捉えたものでした。今読み返しても、その真摯に物事を考え悩む姿は、青春のあり方として考えさせられるものがあのます。
この「二十歳の原点序章」は、1966年11月23日から1968年12月31日(高野さんが宇都宮女子高校3年生から立命館大学3回生の時代)の期間を扱っています。
憧れの京都で歴史学を学びたいがために、当時歴史学の研究者が揃っていた立命館大学史学科に進学した動機や、その後の京都での学生生活が綴られています。歴史研究会に入るつもりが、結局部落問題研究会に入部しました。政治と思想の問題に最初に直面した頃でもありました。
未熟だと自らを反省した高野さんですが、その真剣なまなざしそのものが、現代にも必要な姿勢だと思っています。
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