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やる気無いときって人恋しくても化粧して着替えて表に出る気がしない私。そして一日中家に篭って気がつけば夕日にからすがカーカー。
 あ~人生終っちゃってる!って思った時には朝より元気がなくなってる。
 そんな日々から脱却したいアナタにおすすめの本です。
 ヤイチ、香ちゃん、すずの3人がそれぞれのキャラクターで人生を謳歌してる姿に笑って、共感して、反発して、いつのまにか4人目のキャラに自分がなってしまったような気になる、
 不思議な元気が出る本です。
 
 
   
首をながくながくして待っておりました有間しのぶさんの新作は、モンパトを連載していた
 月間誌フィールヤングでの連載作品でした。
 
 自分の中1のもやもやの頃を思い出させてくれる、でも
 まっすぐ生きてるいぶきちゃん。モンパトの香ちゃんを
 思い出させてくれて嬉しい真文さん。多彩な色をもつ
 女王様、その他その他あいもかわらずの、キャラクター
 の長い人生のほんの一部を見せてくれるかのような、
 魅力的な有間節。
 
 嫌味なキャラでさえ作者の愛を感じて愛おしくなります。
 全編通しての川面や水のイメージのブルー、温かい
 パンの焼ける匂いのオレンジと相まって、なんとも
 切なく優しい色に染まっている単行本でした。
 (パンも大変美味しそうです。。「あついけどここおいで。
 石釜の前って落ち着くよ」というセリフにもパン屋さん
 のイメージを感じさせてじわじわきました。。)
 
 ラスト4ページは描き下ろしでいぶきちゃんの友人
 犬井くんの妹のれんちゃんの20年後でした。本編で
 はっきりと顔のなかったれんちゃんの大人になってからの
 泣き顔、笑顔、安心している顔。
 このラストがあることで有間さんの作品のキャラクター
 への愛をさらに感じで胸が熱くなりました。
 
 ひっそりと静かに雑誌で連載ははじまり、また静かに
 終わりを迎え、その間フィールヤングの発売日には真っ先に
 『リバーサイド・ネイキッドブレッド』を読んでおりました。
 雑誌へ感想を送るなどしませんでしたが、毎月仕事帰り
 にページを綴るのを愉しみにしていた一読者がおります。
 ほんとうに幸せなひとときでした。
 こうしていつでも読み返せる形になり嬉しいのひとことです。
 (今月はホテルポパンもついに単行本化で・・・
 ポパン2巻の発売も3月ということで^^やったー!
 またしばらく首を長くしております。。)
 
 追記:フィールヤングHPのスペシャル企画で有間先生の
 発売記念インタビューが掲載されておりました。
 やぶとはなもものような愛猫さんも愛らしく。。
 http://www.shodensha.co.jp/fy/special/post_51.php
 
 
   
キャラが立ってて勢いがあって大笑いできてちょっとしみじみしたりもするし。有間しのぶさん「らぶだち」も好きだけど、こっちも現在進行形でいい感じです。
 今から続巻が楽しみです!
 
 
   
4コマ形式で、絵が上手な訳でも(失礼)、BL的表現がふんだんにある訳でも無いのに、何度も読み返したくなる、不思議な魅力溢れる作品でした。でも、ちゃんとBL。
何故バーズコミックなのか?ルチルコミックでも全然オッケーな内容です。
 
 
 
 
 
 
 
 
   
久々に語りたい本に出会いました。イラストとタイトルが随分あっていない本だなーと思い敬遠していましたが、思い違いでした。
 まさに「灼熱アバンチュール」!
 夏休み、偶然の出会いで魅かれあっていく主人公二人。お互いに惹かれてはいるが、思いに温度差があった為、事が起こった後、サイアクの別れとなります。
 が、10年が過ぎ、また偶然の出会いを果たします。過去が痛すぎるため素直になれない二人の感情の揺れが見事です。
 他にも気になるのが、主人公たちの現在進行形の恋人。まだ、どうなるのか語られていません…。これからどんな展開が待っているのか、それも楽しみの一つです。三角、四角、関係は複雑ですが、キャラクターに魅力や説得力があるので、すんなり読めます。
 絵にクセがありますが、それもときめきます。昔の少女マンガ好きで現在BL好き、絵にこだわりがあまりない人に激しくオススメです。
 絵だけで購入の判断をしてはいけないという、見本のような本です。
 
 
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