『マリオ・ザ・ミュージック』発売の時にも感じたことですが、今回のゼルダ編も同様に「中途半端やなぁ…」というのが本音です。 マリオやゼルダのゲームは世界中に膨大なファンがいるわけで、ゲームに付き物の音楽にもやはり相応のファンはいます。今作に収録されているゼルダの音楽は、ひと通りゼルダの歴史を順に追っていて、いまでは激レアと言われている『サウンド&ドラマ』でしか聴けない「神々のトライフォース」のBGMも、わずかに5曲ですが収録されています。最新の「4つの剣+」の曲が楽しめるのもグッド。 でもねぇ、ファミコン版の音源は2004年1月から発売された、3枚のファミコン20周年記念サントラで堪能できるわけですし、「神々のトライフォース」、「時のオカリナ」、「ムジュラの仮面」、「風のタクト」の各ゲームはそれぞれ単体でサントラがリリースされているわけで、本当にゼルダの音楽を楽しむなら、やはり単体のサントラを買って聴くのがベストの選択でしょう。「神々のトライフォース」にしても、ほんとうはすべての曲に思い入れがあったりするわけで、たった5曲ではねぇ…。「4つの剣+」は、単体のサントラをリリースして欲しいのけど、どうもそんな雰囲気はないし…。で、製作会社には悪いけど、せっかくのゼルダ音楽も、「これじゃ単なるダイジェスト版じゃん」って、文句つけたくなりますよ。 個人的には、単体のサントラがリリースされていない、ゲームボーイ版の夢を見る島、ふしぎの木の実、ふしぎのぼうしなどの音源も完全収録して欲しかったなぁ。これらのゲームボーイ版のゼルダの音楽は、どれもみな印象に残るものばかりですもの。さらに、「 4つの剣+」は、とにかくサントラのリリースを検討していただきたい。それと、「神々のトライフォース」も完全収録で。だって、『サウンド&ドラマ』はあまりにレア過ぎて、簡単に手に入らない品ですからね。 結局のところ、ディスク4枚組でもいいんです。なんなら、ドラクエ・コンプリートみたいに、7枚でも8枚でもいいんです。とにかく、ゼルダ音楽大全と言えるくらいのものを製作してくださいよ。それなら万札でも惜しくありません、少なくとも私は…。 とりあえず、オマケ的なアレンジは要りません。だって、アレンジ物は過去に『サウンド&ドラマ』や『時のオカリナ・ハイラルシンフォニー』『同リアレンジ』『ムジュラの仮面 オーケストレーションズ』など、素晴らしいアレンジ盤がリリースされていますものね。だからゲーム音源でけっこうです。『ゼルダの伝説・ゲーム音源大全』(勝手にタイトルつけちゃいました)を、ぜひぜひ出してください。末永く、記憶だけでなく記録にも残るサントラのリリースを熱望します。
このゲームのために、アドバンスを追加で1台購入し、対戦出来る環境にしました。一人で味見したところ、何となく味気なく(風のタクトの画像と比べると。。。)投資した金額にショックを受けました。ところが、子供とプレイしたら、大違いです。正直、かなりはまります。大人気なく子供と喧嘩しながら、(フォースや鍵の取り合いです)ハイラルアドベンチャーをクリアしています。また、子供同士でも、喧嘩していると思ったら、笑い出したり、かなり楽しんでいます。対戦出来る環境の方々なら、確実に楽しめます。
神々のトライフォースと4つの剣の両ゲームを攻略してあり、 値段もとてもお手ごろ。 初心者だけでなく、極めた人にもお勧め。
「神々のトライフォース」といえば、あの衝撃的なCMが頭をよぎるSFC屈指の名作です。それが今回携帯ゲーム機でリメイク。
元々、神々のトライフォース自体かなり完成度が高く、それほど大胆に手が加わっているわけでもないので、単体でも楽しむものとしては充分。
一応簡単に神々のトライフォースのレビューをしておくと、本作は初代の流れを汲んだ見下ろし視点のゼルダです。
広大なマップ、それに見合う膨大なボリューム、美しい色合いのグラフィック、やりがいのある収集要素、そして操作性などどこを取っても高水準にまとまった良いゲーム。
マップの内容も城、森、村、河、山など多彩なうえ雰囲気もたっぷりで冒険している感が味わえます。
注意点はマップが広大すぎて、次の目的を見失った時どうしていいか分からなくなりがちなこと。本作はSFC版との相違点もありますが、これはそのまま。
SFC版との主な相違点は、リンク(主人公)にボイスがつくようになった事。多分時のオカリナの声です、これ。
それと新たなダンジョンも追加されています。条件があるため誰でも遊べるものではないのですが、いいダンジョンだったと思います。
そしてもう1本のゲーム「4つの剣」。こちらは完全な新作で、「神トラ」プレイヤーにとって気になるのはむしろこちらの方だと思います。
2〜4人の協力プレイが前提なので、1人で遊ぶことはできません。遊ぶには本作の所持者がもう1人必要。そして通信ケーブルも必要。
いきなり物語が始まり特にその後も目立ったストーリーはなく、ダンジョン以外に立ち寄る場所もありません。つまり、やる事のほとんどダンジョンクリアに集中しています。そしてダンジョンの数そのものも全部で4つとそれほど多くありません。
ですが、これらは協力プレイ型のゲームである以上仕方のない面もあります。複数人揃わないと遊べないゲームなのに「神トラ」並のボリュームを用意されたら、いつまでたってもクリアなんてできませんからね。
また、遊ぶ度にダンジョンの内容が変わる仕様になっているので、ダンジョン数自体は少なくても何度遊んでも新鮮な気持ちで楽しめるよう配慮されています。
遊ぶための準備がけっこう大変なのですが、実際に遊んでみると他のゼルダとは全く違う面白さがあるので準備が整うならぜひ遊んでみて下さい。協力しつつたまには抜け駆けしてしまうのもアリ。
不満点というか、残念だったのは前述した神トラの隠しダンジョンが、遊ぶための条件が「神々のトライフォース&4つの剣を両方クリア」であること。
つまり、1人で神トラを遊んでいるだけでは絶対にこの隠しダンジョンを楽しめません。前で述べたようにとてもいいダンジョンだったので勿体ない。
所々で2つの作品は連動しているので、可能なら「4つの剣」も遊んでみることをお勧めします。大回転切りもできますよ。
小学生向けの本だが、大人だって十分に楽しめる逸品!! ゲーム好きの人から、そうじや無い人まで、いろんな人に読んでほしいと思います。
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