1993年、Lenny Kravitzの3rdアルバムです。
1st、2ndと順調に進化していったレニクラが、ここで一気に爆発します!
濃厚なボーカル、パワフルなリフ、ソリッドなドラム、はねるベース、
が、一気に噴火したようなロックチューン、tr. 1 "Are You Gonna Go My Way"!!!
。。。最高です!
その後も、
宗教的な荘厳な雰囲気をバックとした、人類愛的、Love & Peace的なバラード、tr. 2 "Believe"
叙情的なピアノ & ボーカルが染みるようにいい、tr. 4 "Heaven Help"
気だるいリラックスした雰囲気で、つぶやくように歌う、tr. 5 "Just Be a Woman"
LED ZEPPELIN風なハードロック・チューン、tr. 6 "Is There Any Love in Your Heart"
アコースティクギターからストリングスへと、徐々に盛り上がっていく名バラード、tr. 10 "Sister"
。。。などなど、名曲が連発するアルバムです。
また、捨て曲は、全くありません。
サウンドは、こだわりのアナログサウンドです。
また、このアルバムから、盟友・Craig Ross(G)が加わります。
アルバムのストーリー性や、オーバーダブ、ホーン系のサウンドが、大幅に減ったアルバムです。
それだけ、「等身大・Lenny」が、大きく見えるアルバムです。
「Love & Peace」「Woodstock」「友愛・人類愛」的な雰囲気が、堂々と漂ったアルバムです。
前作同様、90's Rockの名盤であり、かつ、(もっと長い期間で見て)ロックの歴史の名盤です。
私は、このアルバムが、「Lenny Kravitz・最強盤」だと思います。
また、同時期では、「NIRVANA / Nevermind」「AEROSMITH / Get a Grip」等と同じくらい、偉大なアルバムだと思います。
「Lenny Kravitzファン」だけでなく、
幅広く「全世代のRockファン」「音楽ファン」に、強力にオススメです。
音楽に関係する何らかの「異常」についての症例が多く挙げられており、非常に興味深い内容である。
ただし、オリヴァー・サックスの著作や発表においては、しばしば「それは本当なのか?」「誇張ではないのか?」という疑義が投げかけられているのは、周知のとおりである。
本書においても、音楽的に異常な症状を呈する病態を呈する患者が、「クラシック音楽」の観賞または演奏を趣味とする人間や、「クラシック音楽」の演奏家に、異常に偏っているように見える。ジャズ奏者や、ギターなどのポピュラー音楽演奏家は、なぜかほとんど出てこない。もし症例にそういった偏りがあるなら、それだけで論文が書けそうなのに、クラシック音楽が好きなこの著者は、何ら疑問を呈していない。不自然である。
まあ、それは濡れ衣だとしても、クラシック音楽に異常に偏った本書の内容は、クラシック音楽に興味がない読者にとっては、あまり親近感を持って面白く読めないのではないだろうか。
また、このような症例を分析する立場の著者が、自分自身も音楽的な異常を経験したり、幻肢体験をした等というのは、いささか出来過ぎな感があり、どうしても疑いの思いを払拭できない。これは私だけなのだろうか。
さらには、翻訳段階での誤記なのかも知れないが、クラシック音楽についての記載に誤りが多いのが気になる。たとえば、「ショパンの変イ短調スケルツォ」という記載(ショパンは変イ短調のスケルツォは残していない)、「モーツァルトの交響曲25番イ長調」という記載(モーツァルトの25番は有名なト短調である)、「ブラームスの交響曲第2番の第1楽章がト短調」だとする記載など、枚挙にいとまがなく、どうにも内容の信憑性が疑わしく感じる。
とりわけ残念な点は、症例は豊富に紹介されているものの、「どうしてそういう症例が多く現れるのか」や、「そもそも人間はどうして音楽嗜好症と言えるくらい音楽が好きなのか」、といった本質的理由を分析しようとする記載が極めて少ない(ほとんどない)点である。
さまざまな脳神経の病気によって、想像もつかないような経験をしたり、特殊な才能を身につけた人たち。映画「レナードの朝」の原作者であり、また主人公でもある脳神経科医オリバー・サックスは、暖かいまなざしを持って、この世の中で異端者として生きることの美しさと勇気を教えてくれます。あなたに必ずや大きな驚きと感動を与えてくれる、素晴らしいノンフィクションだと思います。SFの本じゃありませんので、お間違いのないよう。でも、SFよりも奇想天外で面白いことは確実。
ヒューマン・ドラマの傑作。事実を元に作られている。主人公が難病から奇跡的に回復する場面は、感動的。実験的な治療により、長い間の無反応状態から、突如ある朝目覚める患者達。彼らを取り巻く人々の歓喜が身に迫って感じられる。何気ない毎日が祝福そのものであるかのような、存在自体が祝福であるかのような場面の連続は、じーんと心にしみる。 そしてその後の悲劇的な展開は、ちょっと「アルジャーノンに花束を」にも似て、心のどこかで懸念していたとおりに進行する。ロバート・デ・ニーロが哀切に演じきる。セリフの一つ一つが心に残る。
嗜眠性脳炎により30年眠ったように過ごしたレナードが、薬物投与により一時的に目覚める。目覚めた喜び、とまどい、淡い初恋、症状が再発し始めた時の苦悩が見事に描かれています。
特に病院を訪れる女性とレナードとの食堂でダンスシーンは思わず目頭が熱くなります。感動的なシーンはいかにもここで泣いてくださいみたいな作りをする映画が多い中、このダンスシーンは無理矢理こじつけたような感じは一切しない。あくまで自然で美しい。
生きることとは何か、考えさせられる作品です。ぜひ見てほしい。
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