昆虫写真家海野和男氏の手による、
国内外問わずの昆虫たちの写真集です。
見開きで左に写真、右に解説と言う構成で、
写真も文章も同じ海野氏の手によるものなので、
写真の背景も見えてくる内容になっています。
写真のクオリティは非常に高く、惚れ惚れするような写真ばかりだし、
解説も撮影と昆虫の専門家視点で書かれており、
文章量はそれほど多くないものの読み物としての充実度も高くなっています。
まさかコノハムシの内臓が光を透けることまで計算しているとは非常に驚いた…のですが、
そのコノハムシの写真が内臓が透けたような写真ではないなど、
解説と写真に若干のチグハグさを感じることもありました。
また、この価格にしては写真点数が少ないのが残念です。
ナナフシ図鑑と呼べる本書だがいかんせん「カマキリのすべて」と同じく カラー、モノクロとページが交互にくるのでモノクロページでは色合いがわからない。 図鑑ページだけでもオールカラーにして欲しかった。 ただ内容は読みやすく生活史、飼い方も載っているでとてもいいと思う。 これだけ沢山の種類のナナフシを紹介している一般書はないのでなんか勿体無い!
あまり長い話ではないのだが、短いなりに手がこんでいて楽しく読めた。教室に集められた6人が、少しずつ自分と麻帆との関係を暴露していきながら真相に近づいていくミステリ的な要素だけでなく、恋愛関係の要素も盛り込んであったのだが、全体的に短いせいか、内容も物足りなくどちらも中途半端な感じだった。
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