居酒屋で飲んでから気に入っていました。麦チョコのような香ばしいかおりと味がしてとても好きです。
ランニングシューズのようですが私は(走れないため)ウォーキングに愛用しています。しなやかなので足と一体化して履いている気がしません。とくに疲れて足が重く感じられるときは迷わずこれ、足がす〜っと軽くなります。これまで巡り合ったシューズのなかで一番気に入ってます。
HYの声が好きです。特に366日が好きです。切ない感じがたまらない。
ドリカムというバンドの凄まじいところは、ポップミュージックの命題ともいえる「その時代の音や感覚を取り入れること」を毎回アグレッシブに挑戦し続けていて、なおかつドリカム風に仕上げてくるところにあると思う。
前作『DO YOU DREAMS COME TRUE?』はメロディもアレンジも最小限というか、足していく音作りではなく引いていってシンプルにした感じだった。
今作はとても音が厚く練られてると感じた。緻密に重ねられたサウンドはまさに曼荼羅。
それがうるさくなっていないのはさすが。
ヴォーカルはここにきてさらにテクニックも表現も突き抜けた。
素晴らしいフェイク、メロディの高音部分が随所に光る。
特に「ANOTHER JUNK IN MY TRUNK」冒頭ファルセット、ぞくっとする“揺れ”は引き込まれる。
また、「風切って行こう!」の低音をここまで出せるのはさすが吉田美和。
その他にも先行シングル「LIES,LIES.」と合わせて世界観を堪能したい「POISON CENTRAL」
初期ドリカムサウンドを感じさせる「FALL IN LOVE AGAIN」などバラエティに富んだ内容。
歌詞はあらゆる年代の人が、自分自身に当てはまったりグッときたりする詩を見つけることができる。
10代20代の方が聴いても「あるある!」と思うのではないだろうか。もちろん吉田美和と同年代の方も。
アルバム1枚として聴けるという意味では『THE LOVE ROCKS』を超えたかも。
曲間もあえて無音部分をなくして、すぐに次の曲が始まるようになっている。
アルバムというパッケージで是非聴いてみてください。
忘れていましたが、シングル曲はもちろんどれも良いです。
「その先へ」「ねぇ」など、ずっと心に、記憶に残る曲たちは、ドリカムのスタンダードに加わることでしょう。
村上春樹の本はほとんど読んでいるが、走ることを始める前だったらこの本はスルーしていたかもしれない。仮に読んだとしてもピンとこなかったと思う。
生粋のインドア派、文系+ひきこもり系の僕としては、スポーツの楽しみというのが長年理解できなかった。マラソンなんて最たるものである。「そんな長い距離を走って何が楽しいんだ?」と。
そんな僕が走り始めたきっかけはダイエット目的でジムに行き、トレッドミルに乗った時からだ。「ダイエットから」というのはありがちで言うのも恥ずかしいが、100%そうなのだから正直に言うしかない。それが、ランニングにハマるにつれて体型が変わり、生活スタイルが変わり、考え方まで変わってきている。つい2年前までは想像もできなかった世界である。
僕のような初心者ランナーにとって、マラソンは自分との戦いになる。自分で目標を設定して、トレーニングを積んで、レースに出る。勝ち負けを競うのが目的ではなく、自分にあった目標をクリアすることが目的になる。また、一人でやるスポーツなので、自分のペースで好きな時に始め、好きな時にやめることができる。スポーツ嫌いの僕がマラソンにはすんなり入れたが、そういう要素が僕にあっていたのかもしれない。
・・・なんて思っていたが、この本にも同じようなことが書いてある。もちろん、100倍も1000倍も気の利いた表現で。村上春樹の作品を読むと、思っていても明確に言葉で表せなかった気持ちを彼が代弁してくれているような気持ちにしばしばなる(それは錯覚で、彼に影響されているだけかもしれないけど、とりあえずこう書かさせてもらう)。
走り始めたタイミングで、敬愛する村上春樹がこんな本を出して、ちょっと嬉しい。僕らのような文系ジョガーのバイブルになるであろう一冊だと思う。
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