アレンジ、曲、詞、歌唱力全てが素晴らしく今聴いても新鮮です。ちょっと大げさだけどこれさえ聴けば角松敏生はもとより80'sまで分っちゃいます。特に「I can't stop the night」「Melody for you」「Mermaid Princess」は必聴です。間違いなく日本の音楽史に残る一枚でしょ。
通販限定のCDのようなジャケット…雑すぎです。3枚組で本当にパーフェクトな収録曲にしてほしかった。
この書をとおして彼が伝えたかったことは,これまでの彼の曲を聴いてみないと,本当のところは分からないのかもしれません。 でも,彼の音楽と向き合う姿勢を読んでいると,自分の生き方さえ省みなければならないような気持ちになってしまうのは, 彼が自分の楽曲に対して,ずっと責任を持っていこうとする真剣な気持ちが,そうさせるのだろうと思いました。 エッセイのように気軽に読むことができますが,私にとっては,自分自身を振り返ることができる,とても深い1冊でした。
角松敏生の発言はいつでも面白い。 「昔は、サインする際に名前を書いて下さいと云われ、女性ばかりだったのが、今じゃ男性からが多いの、ど〜ひてェ〜」などと笑わせてくれる。恋多き恋愛の達人は30半ばで活動を停止してしまった。「真実の愛」に破れ「泣こうが喚こうが帰ってこない。」それでも想い続ける、自暴自棄になりながら... 古参の男性ファンはライブでも罵声を浴びることもあった。 一時は精神的ショックのあまり「喫茶店のマスター」になろうと役所に申請届けをもらいにいったとか。 それでも、仲間のミュージシャンから、裏方プロデューサーの道を勧められ、仕事を徐々にこなし、敢えてインディーズから「WAになっておどろう」などの覆面バンド(作詞作曲、長万部太郎)として長野五輪で生演奏でとうとう素顔を曝した。 ここから、自信をつけて5年を経てアーティスト「角松敏生」は帰ってきた。とにかくカッコいい!
角松を扱った珍しい本です。 角松ファンしか買わないだろうと思います。 よって、売れる数も限られているだろうに、その状況で出版したことは大きく評価してもいいんじゃあないでしょうか。
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