私が伊藤若冲を知ったのはロサンゼルス郡立美術館の日本館でした。
(アメリカ人の収集家ジョー・プライス氏が、戦後、日本であまり顧みられなくなっていた若冲の魅力を発見し、若冲のために日本館を設立したそうです)
なぜ、海外で?と思われるかもしれませんが、海外だからこそ、日本美術のすばらしさに新鮮な感銘を受けたという部分もあるのかもしれません。
郡立美術館で、洪水のような世界中の名画を見て神経が疲れ切っていたところに、偶然出会った伊藤若冲の絵画には心が洗われるようで、自分が日本人であることを再認識しました。
浮世絵とは全く違う、現代的ともいえるシュールな繊細さ、リアリズムを越えた圧倒的な存在感。
こんなものが江戸時代にすでに日本に存在していたのかということがショックでした。
以来、伊藤若冲のことが知りたくて、本書を購入し、若冲の生き様を知り、多くの名作をじっくりと鑑賞することが出来、さらに感動を深めました。
鬼才、若冲の魅力を、もっともっと多くの人に知ってほしいと思います。
ワシントンのナショナル・ギャラリーで開催された伊藤若冲「動植綵絵」(Colorful Realm)の特別展(2012年3月〜4月)のExhibition Catalogである。 内容はすばらしいの一言に尽きる。絵はすばらしいし、印刷もすばらしい。まだ、読めていないが、解説も豊富である。 決して大判でないわけではないが、現物を見た後では、小さいと感じられるのはやむを得ないだろう。 たまたま、この特別展を現地で見たが、大盛況でカタログは売り切れだった。行かなくても買える上に、値段も決して高くなくお値打ちであると思う。
本書を子細に見ていくと、日本企業の支援も多々あるようだ。別に企業関係者ではないが、知っておいた方がよい情報と思ったので書いておく。 サポートあるいはスポンサーとして記述があるのは、トヨタ、日経、ダイキン、伊藤園、三菱商事、パナソニックの各社であった。
いろいろな支えにより実現したこの特別展により日米文化交流が進み、一層の相互理解に繋がればよいと思うにつけ、このような特別展がワシントンで好評のうちに開催されていたことを日本の誰もが知るようになればよいとも願うものである。
発売前に問い合わせたら、ブックレットの類も、映像特典もつかない、放送と全く同等との事でしたが、
それでも、大野智さんの「はじめの一歩」が好きで購入しました。
もちろんオンエアもリアルタイムで見ました。
【京極夏彦『厭な扉』×江口洋介】
昔から「世にも奇妙な物語」よく見ているので、
申し訳ないけど、途中から落ちが見えちゃって・・・
でもそれを差し引いても面白かったです。
【万城目学『はじめの一歩』×大野智】
「世にも〜」って大抵不条理というか、アンハッピーな終わりが多いけど
中でも1〜2話楽しいものがありますよね。それでした。
なかなか結婚できない彼女のイラつきに気づかない鈍感な肇ちゃん、
「まず初めに」って口癖をとってもらっただけで人ってそんなに変わるの?と
びっくりしましたが、そこらへんも、うまくできてたな〜って思います。
原作者の万城目学先生もエキストラとして出演されてるし、
可愛らしくて楽しいお話でした。
出てきた神様、縁結びの神様と交通安全の神様、この二人が秀逸で!
縁結びはわかるけど、なんで交通安全?って。
しかも、絶妙のツッコミ。神様なのに漫談のような(笑)
この神様、シリーズ化して欲しいくらいでした。
原作も読みましたが、原作の肇のほうがエリート度が高い気がしたかな。
あっちの肇も演じて見て欲しかったかも・・
とにかく、このお話大好きです。
何回見ても、優しい気持になれるので。
大野さんはファンの目から見てもちょっと黒すぎかもしれませんが、
演技という点だけに絞って見ると、
これまた、どこをとっても「篠崎肇」で大野さんである瞬間がないのに感心します。
だって、大野さんが大好きな私が見ているのに「肇」にイラっとするんですから(笑)
【朱川湊人『栞の恋』×堀北真希】
別の方が詳しく書いてらっしゃったので割愛しようかな。
印象としては、ムードがあるというか、ちょっとほっこり、
ちょっぴり切ない・・かな。
【東野圭吾『殺意取扱説明書』×玉木宏】
まあ、そうでしょうね!っていわんばかりの終わり方でしたが、
それがまた面白くて。
殺意の取扱説明書っていう発想がとにかく面白くて
殺人のお話なのに、説明書の映像が出るたびに、笑ってました。
【宮部みゆき『燔祭』×広末涼子】
う〜ん・・・私はちょっと納得できませんでした。
どう納得できなかって説明が難しい・・(;^_^A
伊藤若冲の入門書としても手軽で充実した内容の一冊です。 改訂版が出たということで、今回こちらを選びました。
最近は公開される機会がグっと少なくなったので、こちらの本をはじめ様々な本などで若冲の世界を楽しんでいます。
7年前古本屋さんで購入、当時おそらく新品、今日いまだ現役のためぼろぼろ3歩手前ほど、でも惜しくない。寝転んで観ても大丈夫、カバンに入れっぱなしでも大丈夫、電車で眺めても大丈夫。画集ってやはり、手にとるとき肩肘を張る、しかも伊藤若冲ですし、若冲の絵は立派、すごくがっしりしてて強く、ものすごく具象でありながらその多彩な色斑のなかにある類色点を見つめているとまるで幻想画でもみるように酔いが回ってくるほどりっぱ。それでも大丈夫惜しくない。だって伊藤若冲をいつでも観ることができるから。容量多くなくても大丈夫。一枚を見る時間が長いから、そうして本棚にこっちを向かせて飾っても、大丈夫。満足。
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