近年の松方弘樹の仕事ぶりを観ているとファンならずとも正直頭を捻ってしまう感が否めないが、この「新宿暴力街」の松方は、神がかった70年代から「修羅の群れ」までの往年の輝き(あくまで主観だが・・)が光る、久々の作品であろう。松方の周りを囲む、ド硬派な脇役達といい、内容もありきたりでなく、まるで「インファナル・アフェア」を彷彿させるようなタッチで、任侠ものではあるが、アジアンテイストの効いた不思議な情感が交差する作品に仕上がっている。こんな松方を待っていた!!パッケージの松方の視線がバチッと背中に感じ、振り返り手にした作品であるが大当たりであった。苦渋に満ちた松方の顔も「広島脱獄囚」の顔に見えてしまうのは、私だけであろうか・・。
相変わらずDVDが豪華です。 収録されているのは
・加藤和樹 ・中村優一 ・五十嵐隼士 ・斎藤工 ・南圭介 ・馬場徹 ・鈴木裕樹 ・相葉弘樹 ・中河内雅貴 ・柳浩太郎 ・FTIsland ・姜暢雄×加藤慶祐 ・桜田通 ・上地雄輔 80分のボリュームです。
記事も三浦春馬、松山ケンイチ、佐藤健などなど…、いろいろな方が載ってます。 これで980円は安い!と思います。
みうらじゅん、伊集院光、ますだおかだの岡田、この3人が集まって下ネタトーク!これが面白くないわけない。しかもその3人に人気AV女優の藤井シェリーちゃんが参戦。女の子の思春期も露わに、女子高生とサドルにはそんな秘密があったとは!?これで笑えない奴はいないと断言できる番組です!!
1995年5月公開(劇場公開タイトルは『無頼平野』。当時ビデオ化されるにあたり、いかにもなタイトルにつけ変えられ、それはこのDVDでも副題として残っている)。石井輝男監督としては、90年代の復活第2作で、エンタテインメントに徹しつつ趣味の世界も全面展開させており、見た目ほど予算的には恵まれなかったようだが、それを感じさせないゴージャスな質感があり、近作の中でもとりわけバランスのよい作品となっている。
パブリック・イメージをくつがえす、ワイルドな魅力の加勢大周(おそらくこれが、彼のベストバウトだろう)、相変わらず可憐な岡田奈々をはじめ、やりすぎることなく気弱な青年を好演する佐野史郎ら、メインキャストが全員ハマッていて、華麗かつ猥雑な石井ワールドの構築に一役買っている。
あがた森魚(カジノ座の指揮者)、早川義夫(たき火にあたる男)、原マスミ(ナイトクラブのバンドマスター)、田村翔子(女流詩人)、大槻ケンヂ(奇術師)、杉作J太郎(振付師)らサブカル系ゲストも多彩。吉田輝雄、南原宏治、そして『網走番外地』シリーズの常連だった(カップルだったこともある!)由利徹と砂塚秀夫もコンビで登場し、昔から石井作品を観てきた観客へのサービスも満点だ。また、『仮面ライダー響鬼』の明日夢くんの母―実は90年代石井作品の常連―の衝撃映像もあったりして、もし明日夢くんが実在の少年で、これを見たらトラウマになることは確実だろう。
とにかく、どんな描写があろうとある意味突き抜けていて、観終わった後、何故かさわやかな気分になるのが石井輝男監督作品の不思議な魅力。きっとこの作品の現場も、映画の神に祝福されていたに違いない。
なお、収録は本編のみで、しかもビデオ化当時のマスターを流用したらしく、若干画面がぼやけた感じになっているが、ここは素直に、DVD化されたこと自体を喜んでおくべきなのだろう。
メインである大泉実成氏のルポが大変面白いです。
中田がいかに広い視野で先を見据えて研鑽を続け、日本サッカーをどう変革していったのか。また引退後に事業家としてどう日本サッカーと関わり、再び変革を起こそうとしているのかが語られています。
相変わらず代表人気に依存し、協会と選手会が報酬を巡って銭闘を続ける日本の現状より、サッカーを通じた社会貢献、地域活性化、セカンドキャリア創出に独自で取り組む中田の方が先を見据えているのではないかと感じました。
選手としての中田を高く評価する先輩・藤田俊哉、真逆のキャラクターながら関わりの深い同い年・松田直樹のインタビューも読み応えがあります。
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