死体から新たな生命を創り出すという驚異の実験に成功したフランケンシュタイン博士(コリン・クライブ)だったが、自分の創り出した「怪物」に殺され、怪物もまた、村人たちから追いつめられ、燃え盛る風車小屋の中で、命を落としたかに見えた。しかし、二人とも奇蹟的に命をとりとめ、怪物は再び逃亡する身に。一方、フランケンシュタイン博士のもとには、プリトリウス博士(アーネスト・セジガー)と名乗る人物が現れ、「怪物」の「花嫁」を創るという、さらなる狂気の実験を持ちかける…。
前作『フランケンシュタイン (初回限定生産) [DVD]』の興行的成功に気をよくしたユニバーサルが、その4年後に製作した続編。ホエール監督は、当初、続編に全く乗り気ではなかったものの、創作上の全権限を与えるというユニバーサル側の条件提示によって演出を引き受けたという。そういった意味において、ホエールの映画監督としての刻印が最もよく現れている作品とも言われ、第1作以上の出来、ホエール作品のベストと評価する向きも多い。
前作がユニバーサルの30年代、40年代のホラー路線を決定づけた記念碑作品的1本と言われるだけあって、正統的なホラー(恐怖)作品であったのに対して、続編である本作は、ずいぶんとユーモアが加味されている。その結果、「神になろうとした男」というテーマが、中心に据えられてはいるものの、重みはなくなったような感じがする。全体としてみると、「神になろうとした男」たち(今度はフランケンシュタイン博士に加え、プリトリウス博士も)の執念と挫折を描いた悲喜劇と言った趣だ。プレトリウス博士を演じるアーネスト・セジガーの怪演が作品全体のユーモア味を決定づけている。コリン・クライヴが、神に真向から挑戦するかのような切羽詰った感じなのに対し、セジガーは、神をからかってやろうという感じの茶目っ気がある。自分の創った、壜に入った小さな生命体を嬉々としてフランケンシュタイン博士に見せるあたりは(この場面の特撮はとても良く出来ている)、そういったセジガーの茶目っ気が一番出た名シーンだ。彼の怪演が、この作品を前作の重苦しいホラーとは違う、ヒステリー気味の喜劇のような味にしていることは間違いない。
そういった「神になろうとした男」たちの物語と並行して描かれるのが、怪物の心の旅である。前作では、誰からも畏れられ、忌み嫌われる「物体」でしかなかった怪物が、盲人と出会うことで、初めてやさしい扱いを受け、精神的、人間的な成長する様が感動的に描かれている。特に、盲人とのささやかな交流は、後に、メル・ブルックスが『ヤング・フランケンシュタイン [Blu-ray]』でもパロディにしたほどの名場面だが、ユーモラスであると同時に(怪物は葉巻をくゆらせ、ワインをがぶ飲みする!)、社会から疎外された者同士の束の間の心の触れ合いといった感じで、怪物の流す一筋の涙に、思わずこちらも涙してしまう素晴らしさだ。ボリス・カーロフのパントマイム的仕草と限られたセリフだけでの情感豊かな表現力は、彼の俳優としての力量を再度確認させてくれる。もう一人の怪物―タイトルロールである―エルザ・ランチェスターの花嫁も、とても短い出演(1分にも満たない)ながら、怯える小動物のように、大きな目をギョロリとさせて強い印象を残す。儲け役というと失礼だが、役得だろう。
すでに述べたように、前作のような一貫したホラー・テイストではなく、全体としては、正直、脚本も粗くて、チグハグな部分も目立ちバランスが悪い。しかし、そういった一貫性のなさが欠点とはならずに、前作とは違う、不思議なごった煮的魅力になっている。
本DVDは、VHS、LD時代のマスターではなく、新たにリマスターしたマスターを使ったもの。ある程度レストアはされているようだが、全体的に暗く、グレインも粗く目立つ画質。音声も、ノイズがあるが、製作年を考えれば良好だろう。特典には、スコット・マックイーンによるコメンタリー、ジョー・ダンテがホストを務めるメイキング"Creating The Bride of Frankenstein"(約38分)、予告編(約1分30秒)、フォト・ギャラリーが収録。怪しげなパブリック・ドメイン(権利切れ)DVDが、数社から発売されているが、映画ファンであれば、正規盤である本DVDを買うべきだろう。
いい年した爺さんなんで、子どもの頃オーロラのプラモデルなんて買ってもらえなかった。その反動か今頃買って作ってる。しかしこれは記憶にない。それでも作例が気に入って買ってしまった。まだ作っていないので何とも言えないが、部品を見る限り楽しめそうである。塗装説明?(英語版)が入っていたのには驚いた。
僕は高校生でジャパンロックしか聴いた事がありませんでした。 主に80、90年代の曲です。 普通は好きなアーティストのルーツが知りたくなって外国のロックに手を出すのでしょうが、聴こうか迷った時もありましたが僕は興味があまりなかったので聴かないでいました。
そんな時に布袋さんがこれを出してくれました。 布袋さんは元々好きで聴いたりしていたので「布袋さんが出すなら」と購入 感想は「凄い」
一曲目から本当に軽くカルチャーショックみたいなものを感じたし、胸を撃ち抜かれたような衝撃がありました。
そうなってしまったらルーツを知りたくなって仕方がなくなり、いろんな外国ロックのCDを買いあさりました。
モダンタイムスロックンロールは本当に買ってよかった。
僕のように若い世代で本当のロックが知りたい方は買うべきです。 今日本にロックンロールの超新星はいません。 こんなつまらない音楽シーンでいいのだろうか。
どうか僕のようにこの教科書(CDアルバム)からロックンロールのルーツを知り、心の底から楽しめるロックンロールを演奏してくれる若い人たちが出てきてくれたら嬉しいです。
若い僕が言うのもなんですけどね笑
一番好きなアルバムです。 茶化したような歌詞の中にも、胸をうたれるようなメッセージがあってふいにドキっとするところがやっぱりハイロウズです。 個人的には、自分とリンクするような言葉がいっぱいの「彼女はパンク」と甘くて切ない「見送り」が好きです。 どちらも随所に、ふと自分がいつも感じるような事が歌詞にちりばめられていて何度聴いても「イイなあ」と思います。
この本は一般に知られている「フランケンシュタイン」の原作(英語)です。 どの本もどの映画も原作には忠実ではありません。このモンスターはただ普通の人間として存在したいだけです。知性的で純粋な内面を持っています。 生まれた意味がないと絶望し、創造主、すべてを恨み、 モンスターの殺戮の日々が始まります。 しかし、最後でわかる根底にある殺戮の「理由」が切ない。19世紀の最初に書かれたこの物語は心理学、哲学的な意味を含んでいます。人間という生き物をを深く掘り下げている物語です。 知性も心もない「フランケンシュタイン」しかしらない人は 原書も読んでみて欲しいです。
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