曲、演奏ともに文句無く完璧です。聴き込むほどに味のあるクラプトンのアルバム、絶対オススメです。解説にもあるように名曲 オールドラブが入っていないのはちょっと寂しいですが、どの曲も素晴らしくまさしくベストです。哀愁のある声に深みのある演奏、同じ時代に生まれクラプトンの音楽を聴く事が出来る事に幸せを感じます。特にリヴァー オブ ティアーズなんて涙モノですよ。一生の宝になるアルバムだと思います。ただ、以前のように派手にギターを弾いてギターの音が目立っているわけではないので、派手なプレイを求めて買うのは間違いだと思います。しかし、このアルバムでの彼のギタープレイこそ、すべてのテクニックを超越して神の領域に入ったギタリストの真の音色なんだと思います。同じギタリスト(私は下手ですが)として心の底から尊敬しております。私にとって、人生の中で5本の指に確実に入る一枚です。
音源の一部は以前から聞いていましたが、映像を見るのははじめて。
急遽の出演で、リハーサル不足は否めないが、ビートルズ時代からのフェイッバリット、”Money”、そして、アイドルバンド「ビートルズ」への不満をぶつけた”Yer blues"の2曲は最高なんではないでしょうか。
ただし、僕の聞いていた”Yer blues"はヨーコの声がカットされており、この映像を見て、あらためてどのようなパフォーマンスかを知ることができました。
この映像を見て思うことは、エリック・クラプトンの立ち位置。
当日の朝、出演を渋るジョンを説得し、ステージに立たせたのは、エリックだといいます。
映像を見ると、時折戸惑ったような、空虚な表情を見せるジョンに対し、エリックは、なにかに挑みかかるかののようにギターをかきむしっています。
おそらく、エリックはミュージシャンとしてのフラストレーションを、この演奏に叩きつけているように感じます。
ラストのヨーコのパフォーマンスにおいては、ギターをハウらせ、フィードバックさせながら、我を忘れてギターをひっかきまわしています。
エリック・クラプトンが、この後もプラスティックオノバンドとして、レコーディングに参加していることを考えると、彼がいかに、ジョン・ヨーコのプロジェクトに執心していかが、伺えます。
賛否はともかく、一度は観てみたい映像ではあります。
これは僕の勝手な想像ですが、ミュージシャンの中には、「せっかくレコード出してお客さんに買ってもらうなら、あのタイプの曲だけではなく、あれやこれや色々入れて楽しんでもらわなきゃ悪いよね!!」てなサービス精神でアルバム製作を行う人もいるのでは? 「ドンドコ・スコドン・スコドンドン」のジャングルビートのみで説明されることの多いボ・ディドリーですが、55年から58年まで録音されたこの2in1を聞くと定番シカゴ・ブルースやロックンロール、ラテンタッチ等、「あれやこれやで聞いた人に楽しんでもらおう!!」というCS精神があふれいるように思います。どちらのアルバムでも、1曲はリードボーカルをバッキング・メンバーに任せているあたりに、自己顕示欲の弱さというより、人の良さを感じさせる内容となっております。
デビュー作から大ヒットを飛ばしたロックン・ロールのオリジネイター、 ボ・ディドリーの記念すべきファースト・アルバム。数々のカヴァーを生んだ名曲満載!(1958年発表)
チェスレコード50周年記念でリリースされた、 ボ・ディドリーの20曲入りベスト盤。 とにかくボ特有のジャングルビートにしびれます。 あと、4曲も自分の名前を冠したタイトルがあるのがイカス。 とりあえず代表曲は入っているので、はじめてボ・ディドリーを 聴こうという方にお勧めのアルバムです。
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