ヤバい、かなりヤバい内容ですよ、コレは。 こんなのメディア化して発売していいのか、というような内容です。
一応「ピー」が入っているのですが、調べればすぐにわかるようなことばかり。 去年、ドラッグで逮捕された若手俳優O・Mなんて、他に誰が浮かぶ? 息子の名前がイギリスの某スーパー・ロックバンドのヴォーカリストと同じ名前の、さ。
今回は竹山氏が「百人キレ手」とばかりに色々なものにキレまくるのですが、 内容の半分ほどがドラッグ(麻薬関連)に関する批判・風刺を行っています。
笑っていいのかわからない麻薬批判・風刺は、彼の取材とロケを基本に、 「麻薬って本当にやるべきじゃないな」という気にさせてくれます。
しかもそれを自虐ネタに絡めてくる辺りが、よく考えられているな、と思います。 スペシャル・ゲストも意味のある位置として登場し、これも計算されています。
ただのお笑いビデオじゃない。オーディオ・コメンタリィも含め、 最低三回は見れる内容に仕上がっています。
カンニング竹山さんの単独ライブ。なんだかこの芸人さんには前
から芸風に奥行きを感じる部分があり、中年のおじさんのような
風貌もあいまって形のない面白さを際どい切り口で煽るような、
あまり他では見られない渋い面白さがあると思ってました。プロ
レス的な激しさの中に哀愁が薫ります(笑)
本作を観てみると、やはりその面白さは顕著でした。苦労したり、
いろんな経験した事によってあの芸風が醸成されていったのだと
納得です。借金のレクチャーしたり、オナグッズの宣伝を長々と
力説したり。何か経験からくるリアリティがあって見応えがあり
ました。
何より特典のコメンタリーでの、後輩のアンタッチャブル山崎さん
とおぎやはぎ矢作さんの遠慮のない悪口トークが笑えます。また
そこで、映像で汗だくで頑張りつつも悪口を言われる竹山さんに
哀愁が漂ってしまい、それがやたらに面白いのです。
第一弾は内容及びザキヤマさんと、矢作さんの副音声が面白すぎて大満足でしたが、今回は少し物足りなかったかな。
本編は自身のニャンニャン写真流出話やのりピーの話。相変わらず言葉巧みで面白いですけど、半分以上が自身の浮気話だったので、なんだか公開弁明みたいで少し不満。
もう一つのお楽しみ副音声は有吉さんとインスタントジョンソンすぎさんが担当しています。有吉さんの暴言がたくさん聞けるかと思いきや、ザキヤマさん達とは違い(笑)結構真剣に本編を見て真面目に仕事をしていて意外でした。
十分面白いですが、やはり第一弾よりは満足感がなかったかもしれません。
いつもはふざけているお笑い芸人でも、こんなかっこいい声が出るんだって思いました。なんかうっとりします。特にカンニング竹山さんとか、アンガの山根さんとか。買うのは、悪くない!というのは過言ではない!!
ラジオでカンニングのレギュラー番組があるのですが、その番組でADやプロデューサーが発売したばっかりのシングルCDをコップのコースターにしたり、ツリーの飾りにしたり、フリスビーにしたり・・・
かなりひどい扱われ方でした。
しかし私はそんな事に使用せず、大事に保管してます。カップリングは中島さんのソロ。またバンバンバザールが全面協力しています。(竹山さんのキレ芸も炸裂)。
竹山さんはバラエティ番組でCDの事を聴かれる度、「売り上げは300枚だった!」と怒鳴っていました。そんな竹山さんですが実は、楽屋で寝ていたヒロシさんに毛布をかけてあげるやさしい人なのです。
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