書店でタイトルと帯に惹かれて、中をよく確認せずに購入。 先にここで他の方のレビューを読んでいればよかったと思いました。 確かにタイトルと内容が少しちぐはぐな気がします。 一応各章のタイトルは食べ物にからめてあり、イラク料理についての描写もありますが そこからイラク情勢の話につなげていくのにもなんだかとってつけたような感じを受けました。 もっと一般市民の目線に重点を置いたものを読みたかったので残念です。 イラクの政治・宗教派閥等の歴史や動向はわかり易く書かれているので、 「食」や「日常」を謳わずに出版されていればまた違う感想になったと思います。
メディアから得られる情報にはバイアスがかかっている。 頭ではわかっているつもりでしたが、ジャーナリストの視点で実体験をもとに語られると、自分の想像以上のものに思えました。 もちろん本書も著者によるバイアスがかかっているとも言えるのですが、物事を一義的に捉えることの危うさは疑いようのないことだと思います。 日本では3.11以降特に満足に情報を得られずもどかしさを感じる中で、マスメディアのあり方が問われ、各個人のメディアリテラシーの必要性がより強まったように感じます。 本書は2006年にオランダで出版されたものとのことですが、「今」とものすごくリンクした著書だと感じました。 読み物としてもテンポよく読める、おすすめの一冊です。
歴史はいつの時代も、勝者の都合の良いように書き換えられている。
それが事実だということは、皮肉なことに歴史が証明している。
いまの歴史はアメリカ、英国を始めとする西側連合国の書いた歴史なのである。
だから、バランスの良い歴史観を養うために、本書は大いに読む価値の高い本なのである。
例えば十字軍
「(要約)ローマ教皇は、勢力を持て余し、捨鉢な気持ちになっていたヨーロッパの騎士たち(貴族の次、三男である)に
『若者よ!東を目指せ』と呼びかけた。戦争が仕事の騎士たちはすぐ反応した。教皇はさらに焚きつける。
『さあ、社会が汝らをおうなるべく訓練してきた、恐るべき殺人機械というまことの自己を解放せよ。
奪っても罪を問われることのない黄金でそのポケットを満たし、汝らが所有すべく生まれついた領地を
手に入れ、それらすべての行いの結果としてーーー死後は天国に入れるのだ!』と。」
そしてイスラエル建国では
「(要約)アラブ側のストーリーは、筋書きが全く違う。アラブ人の土地にユダヤ人の入植者が殺到した。
聞くところによれば、彼らのスローガンは『国のない民に、民のない国を』というものだったーーー
これは『民のない国』と名指しされた国に住む、大勢の民にとって驚くべきものだった」
「シオニストたちは次々ととんでもない発言を繰り返す。
『中東の心臓部に、ユダヤ人が建設する国家は西洋帝国主義の利益に奉仕するとともに、遅れた東洋に
西洋の文明をを導入する手助けとなる』
『パレスチナに建設ユダヤ人国家は、アジアに対するヨーロッパの防壁となり、野蛮に対する文明の
前哨の任務を果たす』
日本が琉球に求めたもの、アメリカがTPPの参加強制によって日本に求めるもの、と似ているのではないか。
著者は、タミム・アンサーリー氏。
アフガニスタン出身のムスリムで、サンフランシスコ在住の作家である。
原題は『Destiny Disrupted:A History of the World Islamic Eyes』
「破壊された運命:イスラムの視点から見た世界史」
よく出来た映画なのに ハートロッカーの二番煎じと思われちゃうよ。 パッケージまで似てるし(゚ω゚)
テロのおじさんが家に帰って 我が子を抱きしめる姿には たぎるものがありました。アメリカ兵士もイラクのテロ組織の人達も普通の人間で大切な家族がいるんだなと 当たり前のことなんだけど どうしていがみ合うのか理解し難いです…。
気になったのがハートロッカーでも思ったのですがイラク人女性はなんであんなギャーギャー喚くのか不思議でした うるせーΣ(`Д')! って誰かが怒るんじゃてハラハラしました。
湾岸戦争を背景にした、冒険活劇、だね。 正直に言って期待せずに買ったDVDだったが、思いのほか面白く見れた。最近、こう言うテンポの戦争ものって無かったきがするなぁ。そんなところにハマッタ作品です。 過度の期待をせずに、あまり難しく考えずに見るのが正解な映画だと思います。 戦争の裏側の部分に触れているので、そう言う部分に注目する見方も良いかもしれない。どっちにしてもあんまり真面目にならず、肩の力を抜いて見てくださいね♪
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