1曲目「僕はこの瞳〜」2曲目「SAYYES」だなんてインパクトでは最強ロケットスタート、今作のパワフルさの象徴です。しかも3曲目は名作「クルミを〜」。この冒頭3曲は本当に圧倒ですね。
一方「夜のうちに」では、飛鳥の凄さは1曲目のようなパワーだけでなく、内省的な表現もだとわかります。“たっぷりとした歌い方”が出来る歌手は少ないですね。だからその歌声は幻想的な彼の世界へ誘う、誰も真似できない魔法のようなもの。ここまで息が流れる人材は邦楽にはいませんよ。
一方、この作品が光るのは「明け方の君」の収録。朝の夢に限って現れる元カノの呪縛を解き放ち、新しい恋に生きる朝の爽やかさ。男は別れた女でも好きで居続けられてしまう動物ゆえ、パラドックスな眩暈から抜け出すのに一苦労なのです。
他方チャゲ曲はサイケデリックで妖艶さが特徴的。CA楽曲の幅の面白さです。「MOZART〜」の詞は日常の打破。一般人なら会社と自宅の往復、彼ならスタジオの缶詰生活に人間らしさってあるか?という。人生、嫌な現実とか仕事で単調(無表情のニュースアナ)な生活になりがちだけど、時には芸術等で感性を刺激し人間性を取り戻したいね、とチャゲ独特の視点です。
そして作品はタイトル「BIGTREE」の壮大さへ。どの歌手にも壮大な曲なんてあるものですが、飛鳥の実声最大声量、響き、メロディ、詩人性フルに使っての壮大さは、はっきりいってわけが違います。ケタ違い、圧倒的です。
作品はこれで終ってもよかったのですが、その余韻のように置かれた「トゥモロー」が待っている点が名盤たる所以でしょう。
今作ではCAの凄さが完全保存され今も輝きを放っています。このレビューのずっと後で作品に出会った人は、膨大な卒塔婆の群れから金塊をみつけたようなもの。市場での供給過多が逆に今作の価値を見え難くしたかもしれません。
北海道は自然に恵まれ、野生動物の宝庫とは言え、高度経済成長期の日本で、20歳そこそこで猟師として生計を立てる決心をした若者が居た、と言う事実にまず衝撃を受ける。大自然の中で自分の五感だけを頼りに獲物を追う姿は感動的である。
そして自然への感謝と動物に対して限りない愛情を注ぐ姿は、人間も自然の一部であることを理解させられる。読み進めていくうちに、この本のカバーに犬が描かれている意味を理解する。
この本の内容はすべてフィクションである。一人の人間の成せる業とその迫力に圧倒される。
18世紀の英国に、のちに「近代外科医学の父」と呼ばれる男がいた。彼の名はジョン・ハンター。 「ドリトル先生」や「ジキル博士とハイド氏」のモデルとも言われている。波乱に満ちた彼の人生とは?
非合法的な方法で死体を確保し、次々に解剖していく。やり方は決してほめられたものではないが、 解剖により彼はさまざまなことを発見する。当時は、人間の体の機能はそれほど解明されてはいなかった。 また、旧い考え方や宗教的思想なども医学の発展を妨げていた。ジョン・ハンターが、旧い体質が はびこる医学界に風穴を開けたといっても過言ではない。そして、ジョン・ハンターの多くの弟子たちが 彼の遺志を次ぎ、医学界をさらに発展させていく。彼の成したことは大きい。この作品を読めば読むほど、 ジョン・ハンターという人間に魅力を感じる。彼は確かに奇人かもしれない。だが、他人と同じことばかり やっていても未来への扉は開かれないのだ。そのことを強く感じた。彼の波乱に満ちた生涯を、ぜひ多くの 人に読んでもらいたい。そして、18世紀の医学界にこのようなすばらしい人物がいたことを知ってほしい。
最初に結論を言わせて貰うと、この位であれば満足出来ます。 ですが皆さんが言っているように、2ndG攻略本で数値化されていた剥ぎ取り報酬がアリファベットになった事で−1☆、更にアルバのモンスターデータが無かった事で−1☆させて貰いました。 しかし前作も黒龍等のデータは無かったので、気持ち的には損した気持ちになっていませんね。
自分は「ゲーム攻略改造データBOOK」も持っているのですが、そちらはアルバのモンスターデータが記載されており、全てのモンスターの剥ぎ取り報酬が数値化されていて、更にアルバから作れる武具の素材が伏せ字になっていないので、それらのデータを重要視されている方はそちらをお勧めします。
ただ「ゲーム攻略データBOOK」はフィールドマップと武器の切れ味以外は全て文字だけだったのが不満でした。 そういう不満点をファミ通攻略本で解消されたので、この二冊を持っていればもう他の攻略本を買う必要はないと思いました。
「シティハンター」というヒット作の続編のようなものなので、人によって受け取り方が違う作品だと思います。 話の内容云々の前に、続編としての設定で拒否反応を起こしている人が多いみたいですね。周りにもいますし、私もちょっと辛いものがあります。 コミックスの方には、「シティハンターとは別のお話、所謂パラレルワールドのようなもの」ということが書いてありました。 作者の方の言いたいこともわかるのですが、やっぱり同じ人物がでている以上それは苦しいような・・・。作者を責める気はありませんが、なんとなく違和感のようなものを感じてしまったのも確かです。 「スラムダンク」の作者の方が、最近ムック上で10日後の登場人物のショートストーリー(という程長いものでもないけど)を公開していました。 これは廃校になった高校の黒板にかかれたものなんですけど、読者を失望させてはいけない・・・ていうのが作者の中では強くあったみたいなんですよね。 井上雄彦さんが語っていました。 元々続編は難しい、と言いますけど本当にそうだなと思いました。 まあ、それだけその作品が愛されてるということなんでしょうけど。 私の場合、エンジェルハートはすんなり受け入れられなかったんだけど、スラムダンクの方は単純に面白いなと思ったんです。 スラムダンクは10日後ということもあって、たいしてキャラに異変がある訳ではなかったし、エンジェルハートは連載を目的としているのであるから一概に比べることもできないんですけどね。 原因は一つではないのですが、やっぱり主人公の一人である香の死のショックは大きい。 特に香のファンだった訳ではないんですけど(冴子の方が好き)、読んでて苦しかった。読み返したいと思わなかった。 本編の終わりでやっと気持ちが通じ合ったと思ったら、続編で一気に香の死っていうのも原因の一つだと思います。いきなりすぎたんでしょう。 本編の中での死ではないから、受け入れられない人がいるのも分かります。 お話の方も、そんなに面白いとは思えなかったんですが、多分それは、私が期待してたものと違うからだと思います。 絵は綺麗だし、相変わらず話を考えるのが上手いなと思うので、シティハンターを読んだことのない方や、全く違うものだと割り切れる方なら読んで損はないと思います。
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