こういうオムニバスモノには、例えば協奏曲でも一部楽章のみが入っていると言った断片的なものが多いのですが、このエブリディバッハは、そんなことはなく、ちゃんとすべての楽章が収められています。私はバッハの器楽曲がすきで、BWV1000番以降はすでに全曲を網羅して所有していますが、この7枚組みは演奏者も選りすぐりですし、重複しても違った解釈に出会って楽しいですし、1000番以前も豊富に含まれていて、新しいジャンルにも興味が沸きます。7枚組みで一週間にわたり、毎日聴く設定になっているのも面白く、バッハファンでも入門者でもどちらにもお勧めです。
ズッカーマンの演奏は正確さがあってすばらしい!ベートーベンのコンチェルトは正確さがかなり必要であり、彼はそれを完璧に演奏した。少々表現力が足りない気がするが、聞くのも、自分の演奏の参考にするのにも、ズッカーマンはクラシックコレクションには必需品である。
名盤と言われるモーツァルトのCDを各種持っていますが、この企画は、名曲の聴かせどころをうまくチョイスし、指揮者、楽団、演奏者も著名なものが揃い、新たな名演を発見することができました。 音質は、例えば、昔から評価があるようにブルーノ・ワルター指揮、コロンビア交響楽団盤のように、楽団の音質そのものに重厚さが欠けるものがありますが、全体として決して悪くありません。 しかし、ワルター指揮のモーツァルトは最高です!! この内容で7枚CDのこの価格は安いと思います。
収録されているハイドンは1979年。旧CBSにおけるヨーヨー初のレコーディングです。24歳のヨーヨーが表現したい音 楽曲がここにあると思うとなんとも言えません。素晴らしくのびやかなチェロの音色。難しいことは専門家に任せるとしてこのCDはヨーヨーの原点かもしれません。この頃から ヨーヨーの音楽への取り組み方は変わらずに現在に至っているのではないでしょうか。60枚以上(私が所有している)あるヨーヨーのCDのなかで一番よく聴く曲がこのハイドンです。1999年、2004年の来日コンサートでも演奏されていました。
ディスク6は抜粋の曲が多すぎる。だいたい6枚で101曲は無理がある。抜粋をなくして80曲くらいに減らしたほうがいい。101曲にするなら、ディスクを増やしてほしいね。コストの問題もあるんだろうけど。エイベックスは、100曲で10枚組にして、フェードイン、フェードアウトは一切ないけど、演奏がいまいちな楽団ばかり。こうしてみると、広く浅く聴いてしまいがちになる。
|