これDVD化してくれへんのかなー。
VHSは持ってるんだが、やはり迫力がねぇ。ドレッドヘアーを振り回しフライングVを、かき鳴らし、まさしくレニー全盛期。この頃ライブにも、よく行ったし、楽曲も、この時期のものが素晴らしくてね。
今は髪も切ってしまったし来日公演は、しょっちゅうドタキャンするし、やりたい放題だもんな。才能あるのに、もったいないわ。
いやぁ、こいつはいいね!前作「Love Revolution」では原点回帰というか、初期レニーの良さが復活してきているように感じていたんだが、この新作は本当に素晴らしいね。クラシック・ロックとファンクを巧みに融合させたレニー流ソウル・ミュージックに、恐らくはあえてチープでペシャっとひしゃげたようなドラム音を取り入れるなど、まるで「宅録?」っぽい雰囲気を醸し出すことに成功しているね。この辺りはレニー特有の拘りなんだろうけど、2011年の今となっては却って新しく聞こえるんであろうか?
それでいて、ここ数作よりもホーンやシンセといった彩りのある音を数多く重ねてきており、全体的にはポップでカラフルなんだよねぇ。加えてJay-Zやドレイクといった、(あんまり詳しくないんだが)今をときめくラッパーをゲストに迎えるなど現代の音楽シーンとも巧みにシンクロさせているところなんざ、その手腕たるや心憎い。各曲も粒揃いだし、全16曲66分と充実の新作。12曲くらいに絞ってもよさそうなんだが、好調な創作意欲そのままパッケージしてきたんだろう。そう、こんなレニーを待ってたんだよね。
「Let Love Rule」「Mama Said」といった、デビュー1・2作目を彷彿とさせる感じといえばわかりやすく、もしくは「Black Velveteen」あたりが気に入っている人には間違いない作品だと思います。お勧め!
完璧です。
ただただ完璧です。これしか言葉が見つからない・・・
この天才君の中のさまざまな要素をちりばめた楽曲達!幸せです!
1stよりロックテイストが増しカッコイイ曲そして美しい!!
Always On The RunのPVは擦り切れるほど繰り返しビデオをみました。スラッシュも出ててめちゃカッコイイんです。
3rdまではホント神アルバムです。1stで完成させ、2ndがピークかな?
このライヴを観る度に'90年代のドレッド・ヘアーを振り乱して叫ぶ、Lenny を懐かしく思う。
内容は相変わらず、今日のライヴはやりたくないとか駄々をこねる。
2000年以降の彼を物語っている言動である。
日本公演もなめてるかの如く、公演中止も度々起こるようになり、当日まで心配で仕方ないライヴ。
DVD の演奏自体は、元々スーパースターなので、いざライヴが始まると、かっこいいです。
いつもの、メンバーも健在である。
追記
髪を切った時は、また伸ばす楽しみが出来たと語っていたのに、短くなる一方である。
あの髪型は、頭皮は痒いし毎日は洗髪出来ないのは理解しているが、残念だな。
ファンクの血が踊るようにみなぎっているからか、ギターのエッジにまでロックの血が流れている熱さを、最も感じる人間だ。尚且つ、あらゆる音楽のフレーバーを加味し、クールに洗練されスタイリッシュに切り裂くような、音の容姿が非常にカッコイイ。それが全ての楽器を自分で操り、優れたソングライティングを噤む天才芸術家・レニーだ。
「5」までの様々な浮き沈み・伝説が綴られている今作。踊れる曲から、精神的ヘヴィ曲まで、一滴ずつ珠玉の作品がドリップされている。しかしこの歴史は、常に言われてきた“アプローチが黒人的でない”という偏見に対する反骨心にも支えられている。黒でもなく白でもないお前は誰だ、と孤独を感じたこともあったという彼だが、しかし、俺は俺と貫く強い意志で音楽にあたってきた結晶が今作なのだ。だからここでは単純にPOPSというレベルではなく、音の先端までがアグレッシヴである彼のソウル、また完璧な歌唱力で構成されている実力を証明していた。紛れもなく稀有の才能にしか出せない、ファンクロックの叫びがある。
最後に、彼の音楽性の象徴に「愛」というテーマがある。母親や愛娘、恋人に対するそれだ。彼は言う。“愛だとか、前向きな人生の捉え方を俺は絶対に諦めはしない。だって愛され、育まれ、理解される環境で育てられた俺は、それしか知らないんだから。俺にとって、ラヴはいつだって先端の流行だよ”その愛を、ロックという無尽蔵にあらゆるものを吸収しながら進化する生き物にフュージョンさせ、彼の疾走の痕が刻まれている。
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