映画はアクションだ、ということをダイレクトに伝えてくれる傑作です。長い手足が躍動するだけで、観る者にある種の感動を与えてくれる優作は素晴らしい。病院内での銃撃戦の素晴らしい長回しは、何度も見直しました。機動隊がビルから発砲するシーンも、日本映画離れしたスケールを感じます。予算がなくても、良い脚本とスタッフの心意気があれば、という良い見本ですね。
74年東映プログラムピクチャー、野田幸男監督の作品で、カルトとしてはわりと有名な作品ではないでしょうか。
極秘の内に誘拐された政治家・丹波哲郎の娘を取り返し犯人を抹殺すること、これが室田日出男から主人公の杉本美樹に与えられた任務。そして杉本は犯人グループの郷英治や荒木一郎に近づいていく……
全編ハイテンションが持続し、見ているこっちが疲れてくるような、しかし、それだけ見せ場が多い作品です。とにかく、反社会的、暴力的で、そこには正義と呼べるものは存在しません。この作品の素晴らしいところは、単なるバカ映画やマニア受けの映画とは一線を画していることでしょう。
日本ではDVDが出ていないので東映さんに是非お願いしたいと思います。
内容はマニアックでもはや入門を超えています。技法から演技まで一つ一つが丁寧にイラスト(ここが特にわかりやすい。)で解説されていて初心者が上級者になれる力を持っている本です。この本とおりに練習すると、初心者の自分でもどんどん上達しているのがわかります。カードマジックって本当に演技者、演技を見る客を不思議な世界へ運ぶんだなあとつくづく思わせる本でした。買ってよかった。
以前に某番組で 沢田研二の特集があり、その時のタイトルが「美しき時代の偶像」であったと記憶されるように 彼はまさに美しく、妖しく、どこか絶望したような退廃的な危険な魅力があり、それが十分生かされた作品である。私は放映された当時は15歳であったが、すでに彼の虜であり 役のうえで彼の相手をした安田道代や那智わたる、妹役の三木聖子(現在は主婦で子持ちらしい)に嫉妬していたものである。この作品はたしかに再放送もされず、ジュリーのファンにとっては幻の存在だっただけに入手できたことは大きな喜びであり、宝物になった。また、若かりし頃の藤竜也、篠ひろこの美しさも必見であり、井上尭之バンドのバックに流れる音楽が素晴らしい絶対に買って損はない一品である。
荒木さんのCDは数々ベスト版が出ていますが、パルというグループに楽曲提供していた「夜明けのマイウェイ」目当てに購入しました。かつて、研ナオコさんや桃井かおりさんが出演していたテレビドラマの主題歌ですが、パルの元気で劇的な曲調も好きですが、ネットで荒木さんのしっとりした唄声を聞き、初めて彼の作品と気付き、こちらも好きになりました。2000円で23曲楽しめます。
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