工場の夜景の美しさを見事に表した写真集。 工場好きでなくてもその美しさに目を見張るはず! 工場鑑賞ガイドもついているので 工場見学初心者にもうれしい。
工場萌えとしては文章より もっと写真点数が多ければなということと、 ヨリの写真ばかりでなく引きの写真も もっとあればなとは思いましたが、 工場写真集の第一人者的存在の本の価値は 実に素晴らしいと思います。
シェールガス革命の影響により、日本のエチレンプラントはまさに正念場に来ていると言われています。 東日本大震災で大きな打撃を受けた鹿島地区に続き、京葉地区でも動きがあります。各社の対応はそれぞれの地域での設立の歴史があり、その対応はさまざまとなっています。その背景を知る意味でとても有用な本だと思います。
題から想起される通りのガチガチな高密度インダストリアルテクノ。 所謂Downwards勢よりもインダストリアル色は断然濃い。 Industrial/Rhythmic Noiseが好きなら絶対に買って損はない。
半分趣味、半分仕事で3Dのモデリング参考として使っています。
巻頭にコラージュしてマットペイントとして活用する手順などがのっていて大変興味深いです。 しかし、そういう使い方を前提とした、あくまで「背景資料素材」の本なので、 ライティングが晴天昼、夜に統一され 極端な構図は避け細部の構造よりは全体の雰囲気みたいなものを押さえた感じです。
工場の写真集として見ると、今一見応えがない感じがするかもしれません。
ざっくり雰囲気がつかめ、明るく精細な写真が、何より数多くのっているので 良く見れば構造や錆、経年劣化した塗料などの質感を拾えてなかなか役立っているかと思います。
曇天雨天夕暮れ時などでどう印象が変わるか 一つ一つの建物がどういうものでなぜその形なのか 細部はどうなっているのか気いろいろありますが、 それはこの本の役割ではないので、他に何かいい物を探したいと思います。
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