20111116 1627 朝也 VS戦国大戦軍　散華の陣（宇佐美定満）宇佐美定満モバイル

20111116 1627 朝也 VS戦国大戦軍　散華の陣（宇佐美定満）

歴史雑学BOOK 図解上杉謙信・景勝と直江兼続 (ローレンスムック歴史雑学BOOK)

目次に誤字がありました。

米沢上杉藩の直江兼続の子孫が南陽市に健在だと地元研究家によって教えていただいた。現在は、別に大金持ちということもなく普通の人。しかし賢臣直江兼続の足跡は米沢周辺の地域に色濃く残っている。伊達家の痕跡さえ残っているくらいだから、その後に移封された上杉藩についてはましておやである。
惑星探査機「はやぶさ」プロジェクトチームの一員である宇宙航空研究開発機構の上杉邦憲教授は上杉家の末裔でとして系統の健在ぶりを示した。このことで米沢の上杉伯爵邸や近くの林泉寺を見学した。さらに上杉家探求に弾みがつき、本書を買い求め、謙信公の変人ぶりを知る。裕福大名のカルト狂いの奇人、カリスマにして最強軍団構築のリーダー。・・・なんだか手触りは違うがヒトラーと共通している部分があると、いい意味で感じた。もちろん領土拡大の野心がなかった謙信公と世界征服をたくらんだヒトラーとは違うところが多いだろうが、常勝将軍的なところが似ているのだ。
勝つためには手段を選ばないような武田信玄よりも義を第一として行動する上杉謙信のほうが尊敬に値すると思われた。川中島合戦の解説は一気に読めた。
さらに弾みがつき、上越市の春日山城跡、春日山神社、林泉寺を訪問。上杉謙信公御霊の冥福を祈ってきた。
林泉寺を訪問し宝物館に入館した際、館長さんと思しき方に楽しい説明をいただいたのだが、曹洞宗であることを知ってちょっと驚いた。謙信公は護摩を焚いたり、毘沙門天を御旗にするなど密教の信徒。菩提寺として林泉寺を庇護したが、個人的には高野山密教を信仰する様になったらしい。

上杉と最上の合戦の記述のところは、地元であるだけにおもしろく読ませてもらった。米沢での上杉は秘密の軍道をあちこちに掘り進めていた。ここらへんの掘り起こしもおもしろいと思います。