昔のシリーズとは、全く別もの。それを前提に観るべし。ま、七曲署の未来を描くことは、何も不自然なことではないし。どうせなら、舘ボスもいいけど、神田ボスでやってみたらどうですかね?
信長公の周り、前後を取り巻く、関連した人々についてのお話。 光秀、秀吉、家康、元親さんなどは納得のご登場。 上田宗箇、鹿介、左近、敬次郎、正宗、勘介さんなどは意外だが、 別に納得。 それなりに一服感があって面白い。
日曜お昼のテレビ朝日系列番組に黒鉄さんの同名の人気コーナーは欠かさず観ている。氏の博識にいつも感心していて、本にすればいいのに、と思っていたら本になっていた。本書で特に印象に残ったこと。家康の価値が「権力」にあれば、真田のそれは「義」にあり。「義」は「意地」によって支えられる。経済欲や権力欲などは「義」の前には光を失う。欲は一代で蒸発するが、「義」は末代にまで遺って作用し続ける。多くが寝返るなか最後まで豊臣側について義を通した真田幸村の本が無性に読みたくなった。
とは書いたものの、よく勉強されている感が、随所に見られ、好感がもたれる。 小説ではわかりにくい部分も漫画ならでは、といえる部分に好感が持てる。
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