1983年、今は無き国際映画社の脂ののっている時期の作品のサントラ。放映時期的にはブライガー後半とバクシンガー前半にあたり、同じく作曲した山本正之らしさが一番出ており、個人的にイチオシである。内容に関してはそこそこ評価出来るものの、作画が一定せず人気は今ひとつであったのを思い出す。ただこのCD構成はいかがなものか?既発のレコードからの音源ということなのだろうが、どうせならドラマ編をカットして未収録BGMをカップリングしてほしかった。ドラマ編も資料的価値はあるかもしれないが既にDVDボックスが発売されてることだし、音楽にこだわってもらいたいところである。1枚目は星4つ、ドラマ編が星2つで総合3つである。といってもドラマ編にはボーナストラックで2期のOP、EDが入っているのはファンとしては素直にうれしい。
菊地道隆&スタジオトロン協力による、ビクター音源のアニメ主題歌集第一段。 「ミンキーモモ」(空モモ)、「ときめきトゥナイト」「ななこSOS」(「猿飛」のマコちゃんも入れるか)という美少女系アニメの主題歌が多いのもうれしい。しかし、注目は「スラングル」主題歌4曲を入れたことだろう。「テーマ」の山本正之の楽曲は素晴らしいし、後半「Fighting On」の新田ブラス(これでも抑えているのだが)は燃える。時間帯が悪かった作品だけに再評価が待たれる。
TVサイズなのは仕方ないにしても音質が悪すぎる。 テレビの前にラジカセを置いて録音したものを CD化したのではないかと思えるほどに酷い。 特にJ9シリーズのOPなどは商品化できるような レベルでは無いと思う。 DVDやLDなどから録音した方がまだマシな音質になると思うのだが どこから音を録ったのか不思議でしょうがない。 同じシリーズの東京ムービーなどはそこまで酷いと思わなかったが なぜこのCDはこのような出来になったのか…
私はこのアニメほど面白い作品はなかなかないと思ってます。ただ後半戦、このBOX2からは作画レベルがかなり落ちる。この時期(80年代)の最大ウリのはじけた作画がほとんど見れなくなる。それでも十分面白いと思えるレベルです。前半戦だけなら文句なしの作品。今のアニメとか見てると、日本のアニメが目指したものって何なのだろう?って思うことがある。(偉そうなこといってますが)フィルムそのものの魅力だけなら、昨今の作品より、この時期の作品のほうが遥かにひかれるものがある。単純な「面白さ」としてなら、この時期に「完成」していたのかもしれない。なんでこの頃のような作品をもう作れなくなってるのだろうか?特にロボットアニメ。あとは技術の向上だけだった。そしてそれも行くところまで行ってしまった??そしてあとは下降していくのみ。アニメはどんどん単なる商品販売促進映像と成り果てていくのか。
アニメーション作品としては、作画のレベルも低く、演出・脚本ともに80年代以前の標準よりもやや低めだと思うのですが、なにはともあれ「大好き・愛してる」という作品なのです。キャラクターたちの配置がツボなのか、話ごとにあふれ出てくる、若いスタッフ達の個性によるものなのか、それはわからないのですが、どうにも好きでたまらない。 そのためにこの作品を作っていた小さな制作スタジオに入社し、労働搾取により挫折し、インスパイアされて小説を書きデビューもし、この作品を知っているという理由で配偶者もゲットし、人生のきっかけの大半に影響を与えられています。 まさかDVDが出るなんて思っていなかったので、大切に保存していた当時のビデオを、自力でDVDに変換したばかりだったのですが、もしかしたらそれが効いたのかもしれないと、シンクロニシティな喜びを感じています。 ありがとう!DVD-BOXを出してくれて!感謝していますよ!
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