子供のころに見た時は、ホラー映画のひとつだと思っていたけれど 最近見たら、不倫がもつれた結果の話で、よりいっそう面白く 観ることができた。簡単な内容だけど、どきどきできて面白い!!
神瀬作品に共通する重要なファクター、それは「愛」。こんなにも主人公に向けられる愛情のほとばしる官能小説は他に見当たらない、と断言したい。単にいやらしさだけで関心を寄せ合うのではなく、その生い立ち(どちらかというと不幸を背負っていることが多い)やそれを踏まえてなお純粋に快活に生きている(ただし無意識ながら超絶倫の)主人公と、それに共感しながら(なぜか)体も求めてしまうヒロイン達との愛の賛歌である。ただし、かなり間違った方向に突き進む困った人達ばかりだが。本作は義母と友人の母という設定。義母は義母で相姦の禁忌に悩み、友人の母は母で息子の友人との背徳に悩む。しかし、その悩みを旺盛に上回る主人公への愛情が全てを台無しにするくらいの勢いでセックスに向かってしまう、愛らしくもダメな人達なのである。なのであるが、この世界観にハマった読者諸兄であれば、義母なんか血縁じゃないんだし、友人の母ってかえってそそるよね、ってな具合で全然OKに思えてしまうから不思議。これもまたヒロイン達の性格描写というか愛らしさが上手に描かれているからだと思う。読んでて「この人たち、ホントしょーがないね」と微笑ましく呆れてしまうのである。肝心のエッチシーンは、シチュエーションの上手さも相まってかなり濃厚でいい。扇情的。登場人物のねじれた愛情と濃厚なセックスが神瀬作品の肝だと言えよう。しかし、ここでも出てくる最後の○○だけは無くてもいいと思ってしまう。
話は、妻子持ちが浮気相手に危害を加えられるという
シンプルで判りやすい話ですが、
グレンクローズさんの暴走演技が、半端なく凄い作品です。
画質に関しては
全体的に暗い中に、ハイライトでアクセントを付ける絵造りなので、
好き嫌いがはっきり分かれると思います。
DVDはかなりぼやけ気味で、モヤが掛かってる様な場面も多くありましたが
ブルーレイ化で結構はっきりした映像にはなっています。
同じ画質傾向のエイドリアンライン監督作、
フラッシュダンスとナインハーフのブルーレイ化に期待出来そうな
レベルではあると思います。
音質に関しては、自然で街や、会場の雑踏音がいい感じです。
特典はDVDまんまなんで、さびしい限りです。
ナインハーフは販売元が、違うみたいですが
フラッシュダンスのブルーレイ化の時は、特典にも気合を入れて欲しい気がします。
欲しかったDVDですが初リリースの際はグッとこらえたかいがありました。価格についてはきりがないのですが半額近くの価格に素直に嬉しいです。見所はやはり特典映像の「もう一つのエンディング」でしょう。ボツになったのも納得の場面。マイケル・ダグラスの妻役のアン・アーチャーがとても気になる存在。最近はブルース・ウィリスの妻役で有名なボニー・ベデリアともども活躍が心配な人です。
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