ライブ自体も見にいき、DVDも買いました。 やっぱり彼はかっこいいです。 知的でセンスがあって面白くて、そして体が綺麗。 この人すごいなって毎回思います。 星を一つ減点する理由は、仕方が無いけれど、DVDではライブの緊張感が伝わらないこと。 そしてこのライブは少し下ネタの割合が多いので、年配の人や子供には見せられないかもと思いました。 でも一度は見てもらいたいです。できればライブで。
「ツレがウツになりまして」(佐々部清監督)は、漫画家・細川貂々のコミックエッセイを映画化したものです。
近頃、女性漫画家の私生活を描いた漫画風のエッセイが映画化され、 それがまた時代を映す心温まるドラマとなっています。そして、 それが同時に漫画家のサクセス・ストーリとなっている映画が頻繁に登場しています。 『毎日かあさん』なんかは知られた所ですよね。
漫画家が私生活を観察し、表現するのが巧みであるということが一つ言えます。 劇画のキャラクターやストーリを製作する仕事が、自分そのものを客観的に観察するし、 身近な自分を笑を誘い出す姿に作画する特別な才能を磨いたんだと。 ルーチンな日常生活を劇画化し、脚色化する才能に繋がっているとも一つ言えます。
私には、何かしら特徴的な社会現象に思えます。 しかしながら、「うつ」を理解するのは欠かせない映画とも思いました。
また、これまで映画の中で犯罪にかかわりのある、かなりシリアルな役柄が多かった堺雅人が、 三枚目のコミカルな演技を見せている映画なのでめずらしく思いました。
登場人物が全て狂っています きっと作り手も狂っているのでしょう それだけにズバ抜けた出来となっています そしてこれだけの傑作を産むにふさわしいキャスト 全てが最強のバランスで成り立っています
ただし個人的にはもう少しスプラッタ要素は少なくても良かったかなと感じます
堺雅人と宮崎あおいが夫婦役。思ったとおり、どちらかと言えばコメディタッチ。病気のきつさはあまり描かれていない。 うつになるとどうなるのかがいまひとつ明確でないので、旦那もズル休みの延長みたい。電車乗って気分悪くなるだけがうつじゃないだろう(笑) イグアナも家庭で飼うのは難しいよね。あれすぐ2mくらいに大きくなるぞ。まぁうつでいつも家にいるから世話はできるかw 映画としてはまずまず面白かったが、現実味はなし。
本編の内容はけっこうどんでん返しが満載の楽しい作品だ。 フジテレビ/関西テレビ製作の大作だけあり、ロケも紋別から 23区&東宝スタジオ、横浜まで非常に広範囲&ダイナミックに 撮られている。
そこに香川照之や佐藤浩市、山田孝之に寺島進まで絡むのだから、 ある意味つまらない訳が無い(笑)。 篠原亮子も根っこは綾瀬はるか系統だが、クールビューティな刑事を カッコ良く決めていた。
北海道ロケの紋別については「おいしいマン」の時も書いたが、 フィルムコミッションが出来る前までは映画の撮影隊など来ないエリアだった。 ほとんどがサロマや網走で止まってしまうのが要因だが、本作は 2本目の大型作品誘致といっていい。
メイキングで佐藤浩市が語っていた「行きつけのスナック」ジルは、韓国スタッフ (おいしいマンは池脇千鶴が出演しているが、韓国映画である)の行きつけでも あったようで、やはり街は狭い(笑)。
本作で特筆できるのは特典ディスクもブルーレイなことだ。 もはやハリウッドでは標準化されつつあるが、日本映画のソフト化では未だ 本編ブルーレイで特典DVDというのが非常に多い。 最近のメイキングはほとんどHDカメラで押さえているはずなので、もともとブルーレイ とは相性がいい。これからもどんどんブルーレイ特典を増やして頂きたいものだ。
これが面白くて「グータンヌーボスペシャル」での主要キャスト酔っ払い対談とか 特に素晴らしい(笑)。TVドラマ繋がりなので楽しそうな現場も収録されている。 ただし、本作のクランクインは2011年の2月に紋別で始まり、東京に帰った直後 311に被災した。14日から早くも再開しているのは大したものだが、そういう意味でも 貴重なメイキングと言える。
作品は星3つだが、特典の充実にプラス1の4つ星です。
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