以前より田中圭君は脇役的存在でいい持ち味を出して演技力には定評がありますが、主役としての演技力に期待しました。親の愛を十分にうけないで屈折して成長した青年(自己愛性人格障害者)を田中圭君の純粋な演技力で表現しているところに感銘をうけました。ストーリー的にはメジャーではないです。最終シーンはホットします。この作品の評価は観られる方の主観に大きく左右されると思います。私は興味があったので購入しましたが、レンタル等で視聴してからのご購入をおすすめします。
ひとことで言うと「破滅的愛」でしょうね。 親から受けた虐待や姉弟との近親相姦。そんな痛みが映し出されている映画。 行定監督はこういう「痛み」や「哀しみ」「ノスタルジック」を撮らせたら岩井監督より上手いのではないでしょうか。 シンプルな映像美、音楽、脚本、出演者。 どれをとっても行定監督らしい作品だと思う。 そして、この映画の挿入歌になっている「聖なる脚」という曲が映画をより引き立てていている。
14年前の映画でありながら遜色なしの攻撃力を秘めてる作品です。今の着目点としては「恋の罪」で光る演技を見せてくれた冨樫真さんのデビュー作であるという事。連れ回される死体という難色な役で新人賞を受賞してます。 しかし、BDというメディアもある現在に邦画のDVDはもっと安くならないものですかね。
|