志も高く、世間へと飛び出した箱入りのお嬢様レイナ。 でも「渡る世間は鬼ばかり」で見事にくじけてしまう…のが今回の内容(違うだろ!!)
盗賊のリスティに一目置かれようと非公式の賭け試合(なんと泥レスだ!)に出場するレイナ。でも相手は「歴戦の傭兵」ことエキドナで全く歯が立たずボロ負け。 リスティにも置き去りにされて暗い部屋で一人泣くレイナ…おそらく人生最初の挫折でないかと。
さらにレイナに強い憤りを持つ姉のクローデットとの対決と試練の連続。
そんな半人前の戦士レイナの、あしたはどっちだ!?
そしてもう一人の主役、トモエとシズカの珍道中はいつまで続くのか?
共感できた登場人物は1人もいなかった。感動する場面など無かった。特に面白いストーリーでもなかった。身体改造などに興味があるわけではないので、本書に書かれていることがどれだけ正しいのかは分からない。 しかし、そんなことはどうでもいいことだ。本書の魅力は文体にあると思う。本書には何箇所か過激な描写があるが、なまなましさはない。突き放したような感じで書かれている。何事にもさほど夢中になれず、自分に関することなのに興味を持てず、自分のことなのに何が起こっているかうまく分からない。そういった感覚をともなった本書の描写は、ある意味、とてつもなくリアルでさえある。
著者の短編を読むのは初めてだったが「村上龍料理小説集」などからの再出典で17編、いずれも10P〜20P程度の小説で切れ切れに読むにもピッタリ。
旅、とくにイタリア好きで知られる著者の雰囲気が良く出ていて、うたい文句は「料理&官能小説集」であるが、ショートトリップできる「旅行小説集」と感じられた。
一遍、東京を題材にした身近にありそうな話で、急に現実に引き戻され白けたが、あとは楽しく読破してしまった。
後書き代えての著者の言葉、に共感。
背徳的な秘密だけが人生だと言うつもりはない。
背徳的な秘密はヒトを傷つけるが人生を彩る。
彩りのない人生は平穏だが、退屈だ。
6年前ににフィラメントの最後に収録されている 「虫師」を読んだ事があり、このストーリーがとても心に残っていました。 作者が漆原さんだと知らないままに、去年初めて「蟲師」を読んだのですが、高校生の時に感じた不思議な雰囲気が共通しており もしかしたら、作者は同一なのではと思っていたらその通りでした。 そして、彼女独特の世界観や作品の持つ雰囲気は、一貫して存在するのだなぁと実感しました。 当時からもう一度読みたいと思っていたお話だったので、再読できてよかったと思っています。 その他のショートストーリーも味わい深いものがあります。
3期ではバトルと言うよりも萌えとストーリーで見せてしまったため、売りである美少女ハイパーバトルに疑問を抱きましたが、総合的に4期である今作は2期の興奮が蘇ってくるような内容だったと思います。
話も単純明快。新キャラクターで孫策に並ぶ第二の主人公である馬超孟起も全体のストーリーの方向性を決定させる起爆剤になってとても良かったです。
11話までの話も、やっぱり全体的な締めは孫策が主役なんだなと納得の行く物語でした。軸になる大闘士大会はもう少し盛り上がりが欲しかった気もしますが…
惜しまれるのは12話、もう一つの軸である馬超の物語が何というか、兄の敵である曹操を討つと言う目的を自分なりに解決してしまったような節があり、もう少しその辺りの曹操との絡みを入れて欲しかった気がします。正直置いてけぼり喰らった気がします。
しかし、全体的に見て多々荒い場面があったとはいえ、美少女ハイパーバトルというジャンルではしっかり完結しているので、なかなか楽しめたというのが本音です。色々叩かれている部分も多いですが、3期のどこか中途半端な怠い展開に比べればしっかり完結しているとおもいます。
馬超の話にあと一話分の尺があれば文句なかったんですけどね……
特典アニメはなんかもう…いつものことながら、好きかってやってくれ!ってかもっとやれーって感じでしたね。
全体的な作品の評価は限りなく☆4に近い☆3と言うことでよろしくお願いします。
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