社会に対する責任と生の対する憧れといった人間の心理的二面性を描いた古典です。生の対する憧れが見直され、テイク・イッツ・イージーの姿勢が受容されるようになった現代でも、心理的二面性は存在していて、考察していかなければならない大切なテーマだと思います。ジョンマルコビッチのすばらしい演技が、人の心の二面性は普遍であると警告を鳴らしているようです。ジュリア・ロバーツが演じる、父親から受けた虐待から体にも心にも傷を残し、殺されそうになっても相手に共感を示し相手の為に涙を流すことのできる優しいメイドに感動しました。
ミュージカルのトップ女優としての実力を遺憾なく発揮した、島田歌穂のベストアルバムと言っていいのではないでしょうか。
圧倒的な存在感と歌唱力によって、どんなキャラクターであっても自分のものとすることにおいては、まさに日本トップの女優さんだと思います(^^ゞ
このアルバムには、彼女が演じた作品や映画・ミュージカルから厳選された名曲が揃っています。
島田歌穂を知らない人も、ミュージカルに抵抗のある人でも、楽しめる内容であることは間違いありません。
ちなみに、オーケストラを指揮しているのは、ジャズ・ピアニストでアレンジャーでもある島健。
ご存知のように、島田歌穂のご主人でもあります。
夫唱婦随ならぬ婦唱夫随のオーケストラ・ライブ・コンサート。オススメします!
ところで、先のレビュワーのコメントに、ノイズが気になるとの書き込みがありますが、CDに収録されている音源には雑音などノイズが気になる箇所は全くありません。
私はCDはもちろん、iPhoneでも聴いていますが、全く問題ありませんよ。
PCでのみ雑音がするとすれば、マシンに原因があると思われますので、一度チェックをされてみてはいかがでしょうか。
「ジキルとハイド」というタイトルは心理学でも使用されるほど有名ですが実はちゃんと読んだことがありませんでした。 この本はとても薄い本ですが、上品な英国紳士の生活や残酷な犯罪者の様子、またその間で苦悩する博士の心理がきちんと描かれており、とても面白くあっという間に読み終えました。 この本を読んだ後、邦訳を購入しました。いつか原書にチャレンジしたいです。
「ジキルとハイド」というタイトルは心理学でも使用されるほど有名ですが実はちゃんと読んだことがありませんでした。 この本はとても薄い本ですが、上品な英国紳士の生活や残酷な犯罪者の様子、またその間で苦悩する博士の心理がきちんと描かれており、とても面白くあっという間に読み終えました。 この本を読んだ後、邦訳を購入しました。いつか原書にチャレンジしたいです。
クラシックであるにも関わらず表現豊かで ありながら静寂を保つ雰囲気がとても緊迫感 をだしていて読みながら常にドキドキする 感じがあります。自分の中の善と悪をわける ことに成功してしまったジキル博士は欲望に 負け己の許す限りの罪をハイド氏として犯して しまう。単に多重人格ではなく容姿も全く 変わってしまう変身ぶりがこの物語の少し ワクワクするところです。場面ではなく手紙 で自分の死を我々読者に伝えて静かに結末を むかえるのも綺麗にしめくくられていて私は 気に入りました。
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