「医者って何なんだ?」
手塚先生の漫画と同じく、そこで立ち止まってしまった。
たとえそれが永遠のテーマだとしても、手塚漫画以後の作家は自分なりの答えを示すべきだと思う。
さもなくば、手塚漫画から始まった場所へ、ただ立ち返ったようにしか見えないから。
個人的には、作者自身がすでに行動によってある種の回答を示している。
読者を無視して「出版や編集と闘う」なら、それは患者を無視して派閥と争う医者も同じでしょう。
「医者って何なんだ?」
ただの職業だ。
「ひとはどうせ死ぬのに、医者は何のためにいるんだ」
どうせ死ぬが、それが「今」じゃないほうが嬉しい患者が大勢いるからさ。
『リミ猿』買うならぜひ『プレミアム・エディション』を!
特典DISKが最高です。
『DISK1』は本編です。本編が良いのは言うまでもない^^
『DISK2』はメイキング、ロール集、予告編(←あの劇場での携帯電源OFFのも^^)などなど。
『海猿』と言えば、ロール集ですよね^^エンディングに使われていないものがいっぱいです。
メイキングも最高。
『DISK3』は初日舞台挨拶完全版、未公開映像、管区別映像が。
未公開映像には、噂の訓練シーンも入っています。
『DISK4』は特にお薦めです!
全3作のサントラ曲の中から選ばれた名曲に、全3作の名シーンが散りばめられています。
これ1枚で『海猿』シリーズの軌跡を感じることが出来ます^^
これ1枚が立派な作品です。
そして、監督の台本レプリカ、表紙の傷みまでもリアルに再現されています。
手書きでの書き込みがリアルです。
カットシーンも知ることが出来ます。
ホリエモンの処女小説。欲にまみれて欲を突き抜けるという感覚は薄々気づいていたけど、本書を読んでみて再度新鮮に響いた。確かに金があれば欲から解放されるかもしれない。
ジェットコースターの様な物語の展開がよい。ニュースやホリエモンの本で知っていた事柄が、成長する若者の目で臨場感を持って眺められる。
非常にライトな小説なので、どんなタイプの人でも簡単に読めてしまうと思う。イラストが漫画なのも手伝って、今まで本をあまり読んだことのない人にとっても、入り口としてよいと思う。
ネタはいくらでもあるホリエモンがどうしてこのタイミングで本書を上梓したのか考えてみると面白い。電子出版への遊びを交えたチャレンジなのか、自己顕示欲なのか、自分も普通の人間だと言う真実を伝えたかったのか。しかし文章の背景に一瞬感じられる真実のようなものでさえも、ひょいとかわして飄々としている氏の姿が浮かび上がってくる。
尊敬されようとすれば、尊敬されるような態度を取れば良い。例えば、汗水流した話、社会に貢献する話をすればたいていの人は尊敬する。そういう、杓子定規なやり方を嫌う天の邪気な、それでいて魅力的な氏の姿が本書を通してまたしても浮かび上がってきた。
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