「ロンドンで1ヶ月働けば、ここの年収は稼げる。」甘い言葉で貧しい東欧諸国などの 若い女性に出稼ぎを斡旋。 その実態は国際的な人身売買コネクションであり、娼婦を強要され世界中に売られる という当に地獄。 この”セックス・トラフィック”というドラマ、2004年にイギリスのチャンネル4で 放送され同年のイギリスアカデミー賞で8部門制覇したとのこと。 納得です。 売る側売られる側、ジャーナリスト、警官、人権団体など様々な立場の登場人物が 生々しく表現され、まるでドキュメント番組を見ているような感覚にまで のめり込める。 こんな重厚な社会派ドラマには滅多にお目にかかることはできません。 お奨めですよ。
乗物が作中に出てくるものをコンパイルしており、全てトラベル・ミステリー(旅物)という訳ではない。
■「途上の犯人」 浜尾四郎 ■「急行十三時間」 甲賀三郎 ■「颱風圏」 曾我明 ■「彼の失敗」 井田敏行 ■「髭」 佐々木味津三 ■「少年と一万円」 山本禾太郎 ■「視線」 本田緒生 ■「目撃者」 戸田巽 ■「乗合自動車」 川田功 ■「秘められたる挿話」 松本泰 ■「青バスの女」 辰野九紫 ■「その暴風雨」 城昌幸 ■「父を失う話」 渡辺温 ■「酒壜の中の手記」 水谷準 ■「首吊舟」 横溝正史
タイトルから目新しさを感じないかもしれないが、そこは山前譲氏の編集で戦前探偵小説を好きな人なら充分楽しめる。秋には下巻が刊行予定。
そろそろミステリー文学資料館の文庫も「これは!」という企画を切望。例えば挿絵中心の画家別探偵小説アンソロジーとか新しい読者層を獲得できるのではないか?吉田貫三郎・林唯一・竹中英太郎・嶺田弘・岩田専太郎等々、他にも候補はあるから是非検討して欲しい。
しかし最近の文庫の傾向ではあるが、活字のポイントが大きいですなぁ。年配の読者への配慮だろうけれど行間が無くて私など逆に目が疲れる。そんな処からも初出時挿絵があると嬉しい。
一枚目は直されたようですが、2枚目はまだAD101 レッド・デュフューザーですね。
スペンサー・デイヴィス・グループを脱退したスティーヴ・ウィンウッド(vocals, guitar, keyboards, bass)がデイヴ・メイソン(vocals, guitar, sitar, bass)、クリス・ウッド(flute, saxophone, keyboards)、ジム・キャパルディ(drums, percussion, vocals)と結成したイギリスのロックバンド、トラフィック(Traffic)の1stアルバム(全英アルバムチャート8位)。シタール、フルート、メロトロン、オルガン等を使用したサイケデリック・ロック。インド音楽風、同時期のザ・ビートルズ(The Beatles)に影響されたカラフルなサイケデリック・ポップ、ブルース・ロック、ジャズ・ロックなど多彩なスタイル。「Coloured Rain」はエリック・バードン・アンド・ジ・アニマルズ(Eric Burdon and The Animals)、アル・クーパー(Al Kooper)、スレイド(Slade)がカヴァーした曲。トラフィックの最高傑作アルバムはアーシーでソウルフルな2nd「Traffic」(1968年)だと思いますが、この1stもなかなかいいです。2002年の再発CDはオリジナルのUKステレオ盤の全10曲とオリジナルのUSモノラル盤の全12曲を収録。シングル曲の「Paper Sun」(全英5位)と「Hole in My Shoe」(全英2位)はサイケ・ポップの名曲
誰しも交通渋滞に巻き込まれてイライラッ!となった経験はお持ちだと思うが、そうなっている人々を端から見て笑ってしまおうという映画。あっちに行ってはイライラ、こっちに来てはまたイライラ。(笑)人の心理の細かいところを軽くつついて笑いに替える天才、ジャックタチの傑作。
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