カセットテープで昔録音したのを時々聞いていましたが、やっぱCDは音が良いです。 後程、ライブハウスで紙ジャケットに直筆サインをいただきました。
昔は西部劇が、昨今は貧富の差の激しさが私の中のアメリカでした。かつて一度訪れたときも太った有色人種ばかりが目につきました。この本には全く今まで語られたことのないアメリカがありました。どこの国にも地に足の着いた暮らしをしている人はいて当然なのですが、改めてアメリカを少し知ったような気がします。穏やかに語られる文章の一つ一つに著者のスモールタウンを慈しむ眼差しが感じられ、目の前にカフェが、モーテルが髣髴と現れます。沢山の人に読んで欲しいような、自分だけ繰り返し読む楽しみに隠しておきたいような・・・。貴重な時間を持てました。ありがとうございます。心から。
雑誌『SWITCH』の編集者だった著者が、レンタカーでスモールタウンだけに立ち寄って全米を横断した旅行記。 潮流から外れたスモールタウンで小さな物語が日々紡がれていく。 誰もが物語の主人公。 地に足をつけて生き、そしてそこで死んでいく人たちの日常を、感傷に浸りすぎず鮮やかに切り取っている。
共和党と民主党、都心と郊外、ブッシュと中東とオイル、スピルバーグ、マイケル・ムーア……。 勝者と敗者、善人と悪人、という単純な図式でしかアメリカという大国を読めなかったのが、ゆっくりと変わっていく。 かみしめるうちに味が出てくる。
旅行記というより、短編小説を味わったような気持ちになった、という小池昌代の解説以上の言葉はないだろう。
アメリカにわたる前にこの本をそっと渡してくれた友人に、深く感謝する。
駒沢裕城の奏でるペダル・スティール・ギターの音色はクラッシック音楽の弦楽器にも似た調べで、耳を澄ます者達の心の隅々にゆっくりゆっくりと染み込んでいきます。それは朝早くの澄みきった空気であり、澱みのない水のようです。全曲から聞こえてくるペダル・スティール・ギターの音色には派手なものは何もありませんが、彼が奏でるペダル・スティール・ギターによって紡がれたメロディの中に生命の息遣いを感じ取る事が出来ます。それは日々の生活の中で彼自身が見つけた尽きさせてはいけない永遠の命の大切さを、このアルバムの収録曲の演奏に注ぎ込んでいるからなのでしょう。収録曲全てにおいて神秘的で荘厳な生命力に溢れたアルバムだと思います。
今年は受験の為、購入しました。 ほんやだとないときがあるのでこちらで購入させていただきました
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