どこまで本気で書いておられるのか。最後、けむに巻かれたような感じです。 どうか、半分本気ぐらいで、半分ホントで、あとはウソであってほしいと思います。じゃないと、「野ばらちゃん、大丈夫?死なないで〜!」っていう気持ちでツラくなってしまうからです。最後、4分の1ほどの部分は「俺も筆先三寸でこういうことまで書けるんだぜ〜」ぐらいの、鼻歌すら歌いながら書いててほしいと思います。鼻歌まじりで書いてるよね?野ばらちゃん?
あと、小説家の報酬がどんなふうになってるのかってことも具体的に書いてあるので、作家志望の人とかおもしろく、怖いものみたさでも読めるのでは。原稿料とかは個々の作家さんで違うのかもしれないけど、こういうのってなかなか書く人がいないので、自分はおもしろかったです。どんなに浪費しても通帳の残高が減らないどころか増え続けるって、おもしろかろうな〜。
多数のCMでも活躍しているファッションモデル・女優の高橋マリ子の初主演作。 モデルでもある高橋マリ子さんを中心に据えた美しい映像とその風景音 (雑踏の音、雨の音、電車の音、など)で構成されているすごく静かな作品。 セリフもBGMも少なめ。
ストーリーは「世界の終わり」という名の雑貨店を中心にした少女 (高橋マリ子)とライター(西島秀俊)のラブストーリー。何となく世の中 から浮いた感じのライターと、学校や自宅にも居場所のない少女が雑貨店で 出会い、お互いの共通点を感じていく。
ストーリーより、映像に関心がある人向けの作品だと思いましたが、 高橋マリ子さんのファッションは一見の価値ありです。
べいちょうかいだんと打って変換すると米朝会談になるご時勢である。 著者の野ばらさんが大阪の先端の笑いを嫌いになったのは 「吉本がNSCという養成所を作り(師匠と弟子という関係が漫才界ではなくなったということである) 若い層に向けた若い世代の芸人専用のハコ、心斎橋2丁目劇場ができたくらいからです」 と書くが、※()中は僕の補足。 僕がプロ野球にまったく興味がなくなったのは「巨人の4番に原がなったころである」 というのにちょっと似ている。
落語の中にある笑いももちろん好きだが、それ以外にもインチキ臭さとか、 猥雑さとか、人生捨ててる感じとか、デカダンとか そういうものも含めて落語が好きだったのである。それがなくなった。
米朝師匠は人間国宝になってしまったが、歌舞伎のようにも、能狂言のようにも、文楽のようにもなってはいない。 そこはすばらしい。
そういったものすべて含めて、だからぼくは米朝師匠の 『地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)』 が好きなのである。
文句無く楽しめました。
映画館で予告を観たときには、正直「くだらない映画だろうな〜」と思ってそれっきりになってました。いやいや観てびっくり。映画館で観るべきだったとかなり後悔。
いやー、中島監督。失礼しました。理窟ぬきで楽しめる娯楽映画でありながらちょっぴり切なくもある青春映画。
土屋アンナの演技、良いです。そして、深キョンはこれ以上無いハマリ役。ついつい、昨年公開前後の盛り上がりの様子を知りたくなって、公式ホームページまで訪問してしまいました。
菅野よう子の音楽もいいし、トミヘブのテーマソングも良い。何回も観たくなる映画ですね。
短い短編を集めた本です。
「乙女になるために」なんてタイトルなんだから難しいこと書いてるに決まってるって勝手に思ってたのですが・・・
読み始めたら3時間ほどで読み終わりました。
書き方に飽きがこないのです!!
読み終わってからもう何ヶ月も経つのですが、
忘れられないフレーズがいくつもあります。
初っ端から「友達なんていらないっ!」と言い切る野ばら氏ですが。
文章の最後に「僕だってテレビと観葉植物がお友達」なんて書いています。
思わず「なんなんでしょう、この筆者は・・・」と意外とのめりこんでいくのです。
決して難しくは無いんです。
読み終わった後に自然と女の子らしくなれるような本だと思います。
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