1章では、本田・岡崎・細貝の高校時代ではそれぞれが一年から注目されていながらも挫折を味わいながら乗り越えチームの中心となり、個人としても成長していきます。
2章では、慎野や柏木、安田、内田などの「調子乗り世代」の2007年のU20W杯までの活躍を描かれてます。調子乗りと言われてますが、そんな愛称も陳腐に思えるくらいチームワークの良さが伝えてきます。何度か味わった困難にも持ち前の明るさで乗り切る姿は、本当に読んでいて気持ちよいです。
3章では、香川真司の中学生時代からドイツ移籍までの軌跡を追いかけてますが、壁にぶつかりそれを超えてかた繰り返しきた歴史を知れると思います。
彼らの成長してきた歴史やパーソナルな部分を知れ、とても読みやすく一気に読んでしまいました。クラブや日本代表の中心として活躍している彼らも挫折や困難にぶつかり、それを越えられる技術や気持ちがあったからこそ現在の位置にいるのだと感じました。
さらに、この一冊は著者が本田や岡崎と出会い銀行員として働きながら取材を始めて、彼らに影響されジャーナリストとなる決意をするという著者の成長を見れたのも見所の一つだと思います。
卓球界において近藤欽司監督は知らない人はいないであろう有名な指導者だ。これまで40年の指導経験から語られる指導方法や、人間性はとても興味深く一気に読んでしまった。 プロスポーツの世界ではなく、一教員として卓球指導に真剣に取り組まれている姿勢に感動を覚えた。 卓球だけではなく、学生生活、社会人生活にも通じる考え方だと思う。 最後の卒業生で元全日本チャンピオンの佐藤利香さんから特別寄稿も近藤監督の人柄が覗えるものであり良かった。
バスケ観が変わりました。 いかに今まで自分はパッサーにとって迷惑な存在であったか理解できました。 パッサーはパスしたくないから自分にパスしなかった訳じゃなく、 パスしたいけれどパスできる場所に私が居なかったらパスできなかったのです。
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