耐久性にやや不安
軽いので相手の急所を素早く付かないと
逆効果、そして素早く退散出来れば使えます
威嚇効果ある相手か、まず見極めましょう
ジェット・リー主演で太極拳の創始者、張三豊を描いたものだが、それ はおいといて、少林寺で共に育った親友と戦うことになるという物語で あり、それもおいといて(笑)、要するにカンフー・アクション、それも 個vs集団での格闘の究極だという、それに尽きる(^^;)。全編、主人公 が負けて苦悩するシーンを除いて、ひたすらアクション・シーンの大盤 振舞いなのだ。 監督は、たいていはアクション監修のみを専門にやってるユエン・ウーピンなのだが、今作については監督をやっている。だからなのだろう、 アクションの殺陣について徹底的なこだわりを見せ、もう至芸の域に達 している。間違いなくウーピンの最高傑作だと思う。これ見たら「マトリックス」なんてパロディーに見えてしまう。そのくらい凄い。 ジェット主演の他の大作では、軍隊に責めこむ際には常に強過ぎという か強引さを否めなかったが、この映画に限ってはそれもない。絶妙の段 取りと駆け引きで、軍隊ともギリギリの均衡で格闘シーンを形作ってい る。まさに対集団戦の醍醐味だ。主人公が太極拳を見出す過程もシナリオ的に無理がなく、森の中で舞い散る木の葉を気の流れで球状にまとめ ていくシーンも見事な完成度を見せている。 やっぱ監督って大事だね。
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