ほのぼのできる曲が満載です。
買って損はないと思います。
BSフジ・ANIMAX放送のTVアニメーション 『レ・ミゼラブル 少女コゼット』第41〜44話を収録したDVD11巻です。 復活した「世界名作劇場」第24作にあたるのが本作。 人間の心の闇と信念の姿を強烈に描き、その本質を問う人間ドラマです。 (総合7/10点)
第41話「エポニーヌの恋」★★★★☆7/10点 時代と劣等感の波に呑まれ、消えゆくその人はずっと後悔と謝罪の念に 囚われていたように感じられました。不幸ゆえの苛立ちが劣情となり、 吐き出されてしまう弱さの典型のごとく。主要人物の繋がりが狭まる点にも注目。
第42話「マリウスの手紙」★★★☆☆6/10点 そこに込められた想いを受け、戦いへと赴くジャン。革命の犠牲を知りながらも 戦う矛盾を孕んだ温かな描写も丁寧で、一撃粉砕の大砲と因縁の接触の 動揺、動乱に緊張感は最高潮へ。二人の信念の実直さは人の誇りそのもの。
第43話「ガヴローシュの願い」★★★★☆7/10点 コゼットや友を想うその小さな願いをあっさり打ち抜く再会劇に震えあがる1本です。 過剰な勇気は無謀と相違ない様を判りやすく捉えています。 ジャンの怪力と狙撃センスも光ります。何やらせても凄いのね。 第44話「未来へのともしび」★★★★☆8/10点 これぞ無情の極み。次々と最期を迎える仲間達を儚くも容赦なく描き、 革命の末路を残酷に収束させています。未来へ希望を絶やさぬ想いと ジャベールの本音はある意味、その信念を笑う世情の哀れさも含んでおり なんともやりきれない思いにさせられました。
何故これが、BSの夜7時半などという、 人目に触れづらい枠でやっていたのか。
こんなもったいない話は無い。
確かに、過去の名作劇場のように 「地上波日曜夜7時半」 の枠で放送は出来る内容ではないが、 地上波の夜11時くらいにやっても良かったと思う。
普通の娯楽作品として考えても、相当に面白い。 (原作が名作なのだから当然だが。)
最初、絵柄で食わず嫌いしていた。
世界名作劇場のファンである私は、 「何故、昔の名作劇場タッチの絵で書かないんだ」 と思っていた。 しかし、実際に見てみると、 このライトタッチの可愛い絵でなければ、 陰惨になり過ぎて見るに耐えなかったかもしれない。
ストーリーも、背景のフランス情勢もそのくらい重い。
この絵柄が中和してくれていて、暗い気持ちにはならない。
私は、レ・ミゼラブルの原作を
「パンを盗んだだけで19年も監獄に居たジャン・バルジャンが、 再度脱獄して市長になり、孤児を助ける」
という部分しか知らなかった。
しかし、 原作を知らない強みというものがある。
ワクワク出来る事。
序盤は、 コゼットが苛められる描写が長く少し足踏みするものの、 3巻過ぎたあたりから 「どうなるんだ?どうなるんだ?」 と、ストーリーに引き込まれていきます。 ストーリーがジェットコースター的に進んでいきます。
原作を知らない人の特権です。 なるべく知識を入れずに見ましょう。
ビクトル・ユーゴーってのは、 名作というだけでなく、 こんな面白い娯楽作品を書いたんだから凄いんだなあ。
絵の可愛さに二の足を踏んでる人が居たら、 それを気にせずに見てください。
子供にレ・ミゼラブルを教えるために購入しました。 短くまとまっている分、内容が深くはありませんが、 子供には長さもちょうどよく、見やすかったようです。
いま読みなおしています。心が穏やかになりますね。レミゼラブルの方は途中なので、大人なので読みます♪一生大切にします。
どんな辛いことがある気持になっても、ジャンバルジャン、ファンティーヌ、コゼットのことを思えば大丈夫です。
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