勇気と知恵ある一人の人間の記録。
人間が、生かされていること、そして人生には意味があるのだ、と思い知らされる本。
親友が見捨て、隣人が殺戮鬼となる中、いつも希望を持つことに全力を傾けた彼女。
フツ族の牧師のクローゼットほどのトイレに、7人の女性とともに彼女を追う声を
聞きながら3ヶ月。
父のロザリオを片手に、英語を学び、未来を信じ、恐怖と戦い、祈りの中に平安を見いだす。
フランス軍キャンプに着き、初めて知る家族たちの死の様子。
彼らの冥福を祈りながら、通訳を務め、更に解放軍キャンプへ。
直面した殺人者に必死に愛のメッセージを送って凶器を下ろさせ、彼らの為に祈り、
奇跡的に命をつなぎとめていく。
「偶然」はない。それは、説明のつかない「必然」である。
殺戮者を許し、愛するために祈るひと。
こんなことが、我々にはできるだろうか。
これは1994年に起こった実録である。
権威のあるところから聞いた話を鵜呑みにし、ラジオの喧伝放送に踊らされる民衆の姿は、
この時代にあってすら、一触即発で、どこでも殺戮現場と化してしまう可能性のあることを
示している。
未来はわからない。
これと似たようなことは、明日にでも、ここで起こるかもしれない。
オーストラリア発の人気番組、ディスカバリーチャンネル(アニマル・プラネット)で放送されている「クロコダイル・ハンター」からスピンオフした映画版です。TVでは毎回、スティーブ&テリーのアーウィン夫妻が、ウミヘビや毒グモ、そしてクロコダイルなど、危険な動物をはじめとした色んな生物の習性や生態をオーバーリアクションで実況しながら素手で捕獲・保護しています。今回も行く先々で動物を保護しながら、巨大なクロコダイルを保護するという物語に、どういうわけかCIAの陰謀が絡んでくるという、とんでもないストーリー。スティーブが「Woo!」「Hoo!」と陽気に声を上げながらトカゲの糞を満足げに手にとって観察したり、水中でクロコダイルと大格闘を繰り広げたりしていると思えば、やたら銃をう!ちまくるCIAエージェントが機密データの入ったビーコン探しにやっきになる、というコミカルさな物語。動物好きならもちろん、家族で見ても笑えて楽しめる映画です。そして野生動物の保護の大切さを、説教臭くなく楽しく伝えているところが好感度大!撮影の舞台裏、などの特典映像も興味深い。
スカパーの「アニマル・プラネット」で初めて観て以来、その人懐っこい笑顔や仕草で大ファンになりました。 蛇に咬まれて血をダラダラ流しながらも「大丈夫、大丈夫!」と笑いながら撮影していた姿は今でも忘れられません。 野生動物を心から愛し、その保護に全身全霊を注いでいた彼が、病気や交通事故ではなく、自らが愛する動物の 撮影中に命を落としたと言うのは、なんとも皮肉な結末の様に思えてなりません。心からご冥福をお祈り致します。
|