国会・言論の自由・集会結社の自由が無く、2005年に一度だけ実施されただけの地方選挙には女性の参政権は一切無し(その地方選挙も28年前に実施が決定したものが漸く2005年に実現したものだという)。政府改革の請願書を提出をしただけで、デモや反体制活動をした訳でもないのに逮捕。しかも請願書の提出を2度としないと誓わなかった3名は6から9年も投獄されたとのこと。火災から逃げる女子学生を、ヴェール未着用との理由で校舎に押し戻し、14名の焼死者を出す宗教警察。毎日のように報道される東南アジアからの出稼ぎ家政婦への性的・肉体的暴力(国内報道されているとはいえ、「特に英字2紙」と強調されているのは、実は英字2紙だけの報道なのかも、と勘ぐってしまう)。外国人の観光はお仕着せのパックツアーしかなく、旅行者が自由に見て歩けるわけではない。しかも同じムスリムながら、総人口の10%、180万人いるとされるシーア派の人々は中央政府や軍・治安関係には採用されないという差別。著者の一人は「餓死者を出す北朝鮮のような国では断じてない」と記すが、石油が出なくなったら、或いは代替エネルギーに石油が取って代わられたら北朝鮮のようになってしまうのではないかと思わせられた(ブッシュは何故「民主化と人権」を口実に侵攻しなかったのだろうか、とも思わせられるが、彼はサウジの財閥ビンラディン家と繋がりがあるから駄目か)。核の問題があるとはいえサウジと比べればイランはかなり普通の国と思え、イランが気の毒になった。
ネガティブな点ばかり列挙してしまったが、このような記事ばかりでは無いとはいえ、全体として学者が書いた政治・社会・経済の報告書のような感じである。多少国民生活や文化に関する記述もあるが、教科書的で生活臭さが無い。著者達が「国民の声」や生活感を拾えていないのも、出張程度の限られた枠内で住民と僅かな接触しか持てないからかも知れない。
アラブ料理全般に興味があり、自分でも作れるようになりたいと思い、こちらのDVDを購入しました。 クスクスが炊飯器で作れるというのに驚きました。 なにか特殊な調理器具が必要なのかと思っていたので、簡単にできるのが嬉しいです。 シチューについては、入れる野菜によってアレンジできそうな感じです。 エスニック料理屋でしか食べれない料理だと思っていたのが、わりと簡単に作れることがわかったので、来客があった時などに出してみたいです。
また、講師であるディアブ先生のキャラクターも良く、好感が持てました。
【2台ピアノ】 様々な音源からの抜粋ですが、楽しくてエキサイティングなアルバムになっています。 今やアルゲリッチがこのジャンルの音楽を切り開いた、といっても過言ではないでしょう。
【楽しさをお伝えしたくて】 チャイコフスキー:美しく、何とも優雅なウィットがあり、踊り出したくなる演奏です。 ラフマニノフ:ロシアの大地のようなラフマニノフにこんなお茶目な面があったのか。 ブラームス:まさにブラームス。滝廉太郎がドイツ留学中に自作を披露すると、"ブラームスみたい だね"と言われたそうです。連想してしまいました。 プロコフィエフ:アルゲリッチと伊藤京子さんが、98年、寺嶋陸也さんに委嘱した編曲。日本の誇り ですね。伊藤さんとのほか多数の録音がありますが、私は本作のブロンフマンとの 演奏が最も楽しめます。。 ルトスワフスキ:おもちゃ箱をひっくり返したような面白さ。ジャズのライブのように体が勝手に動きます。
【アルゲリッチ】 選曲も演奏も実に楽しいアルバムです。個々の録音を持っていても、この2枚を通して聞くと アルゲリッチの今がよく分かるように思います。聴く側もそうですが、一番楽しんでいるのは、 若い才能たちと競演しているアルゲリッチなのですね。納得。
サウジアラビアには行ったことはありませんがこの本を読んで現地の暮らしを追体験しているようで楽しかったです。特に女性目線が私には嬉しく民族の習慣や考え方も勉強になりました。ここまでアラブの家庭の中を書いたものは今まで読んだことがなかったのでこれからもまだ書いていないことを追加して頂けたらと思います。
サウジアラビアというと王族と石油。 ほかにはないのだろうか。
サッカーなどで「中東の笛」と呼ばれるものに対する切込みがほしい。 気候風土、部族社会、倫理観、生活、風習などがわからないと見えてこない。
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