やっぱりアクセス!!って感じの曲です。
文庫版に載っていた作品が多いのが残念です (∋_∈) 全部新作が未収録だったら良かったのにと思い…−★です× しかし新作や昔の作品などは良かった◎ 表紙の蓮君とヴィルヘルムは素敵です◎
毎度のようにゆかりさんの高い歌唱力に感心します。 声は可愛いのですが、すごく歌が上手いんですよ。 私は個人的に一曲目が好きですね。ふんわりした雰囲気で 高音が綺麗に出ててずっと聞いていたいです。 ゆかりさんの声にぴったり合う感じです。 2曲目は一曲目とは違い大人っぽいセクシー(?)な感じの曲です。 ゆかりさんって可愛い曲も上手く歌いこなすけど こういう大人っぽい曲もお得意ですよね。 3曲目はどっちかっていうと1曲目に近い感じなのかなぁ。 可愛いですね。なのにどこかゆったりした雰囲気で 聞きやすい感じの曲です。
このシリーズ、最初はすこし既成の妖怪や幽霊話的なものもあって、解決されて、日常生活がバランスを取り戻すという力学をもっていました。少なくとも、妖怪たちとの危ういバランスの境界線が守れるという地点には着地していました。それでいて、怪談の味わいがひどくオリジナルで、特にあの箱庭ものが大変印象的でした。ニワトリに転身したあの「彼」の行く先(と恋の行方)などいろいろ気になります。
もっとも、そのころから兆しはあったのですが、元の日常の鞘にはおさまらないで、怖さがそのまま放り出されている物語が、しだいに多くなってゆきました。
ミステリのように解決されてスッキリ、ではありません。ホラーとして、一番怖いホラーとは、解決されない(話の中身としても、物語の語りかたとしても)ホラーではないでしょうか。
その意味では、最近ますますホラーとしての切れ味は凄みを増してきた気が、私にはします。
今度の話でも、たとえば、いたるところに「線」があらわれる家があり、その線の中から死者の顔がわらわらとのぞく、という発端が、山上の怪物像にいたりついて、とりあえず家の線は消えます。でも解決したというより、なぜ「線」?というこの発想の不条理な怖さが、シュルレアリスムの絵のようにいつまでも尾を引きます。何かとてもやばくてこわい既視感があります。
物語全体が、日常を離れて、ゆらゆらと不思議な霧の中へ漂いこんできたかのような最近の巻には、幻想文学の真髄を感じます。
ほんとうに怖いのは、解決されたかに見えて何も説明されていない現象の怖さ、日常のゆらぎの怖さではないでしょうか。
そしてそれはふだんの意識の皮一枚下にひそんでいる、微細な怨念や執念の痕跡だったりし、とても深い気づき感があります。
物語的なまとまり感よりも、ホラーの真髄を求めるなら(私は怖いのは苦手だったのですが)、最近の巻は目が離せません。
もっともこの「語り残しの余韻」が可能になったのは、律はじめ飯島家の親戚一同、尾白、尾黒などのいる日常世界が読者の中で安定してきたからでもあります。シリーズだからこそできることなのでしょう。
真のホラーとは、こういうことだったのか、と(トドロフやフロイトの幻想文学論など含めて)改めて思い直しています。
凄いシリーズです。
次回が気になると書かせていただきましたが、一話完結で「あかりや」に訪れた人達との話です。 可愛いキャラクターが出てきても、ポップな話ではなくダークファンタジーです。 もちろん、後味の悪い話もあります。 これでこそ、眠れぬ夜になりそうと納得の話ばかりです。 絵は冬目景さんのような絵でとても読みやすいです。 レビューとは離れてしまうのですが、 赤美潤一郎さんのシリーズである「妖幻の血」が再開とのこと。 「あかりや」が面白いと感じたのなら、買っても損はありません。
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