SFが好きで、サスペンスも好きな人は、見て損はないと思います。
気を抜いて見ていると二転三転するストーリーに訳わからなくなりますが、じっくり見ると素晴らしい完成された
ストーリーです。しっかりした原作を映画化すると破綻が無く安心して見ることができます。
社会風刺も効いていていいですね。
「プリコグ」以外の近未来の機械などの設定もリアリティがありワクワクします。
「プリコグ」のシステムは現実感を感じさせませんが、少し視点を変えると痛烈な社会風刺になっているとも思えます。
他の設定がリアルなだけに「プリコグ」ももしかしたら……と感じさせる面もあります。
この映画で描かれた科学技術の設定が徐々に現実の世界で実現されつつある気がします。
スピルバーグとトム・クルーズがこだわりを持って作った近未来SF映画の傑作ではないでしょうか。
フィリップ・K・ディックが初めてな方にもお勧めです。彼のエッセンスが短編に詰まってる感じです。 電子書籍システムとしてのKindleもストア、デバイスともに進化が見られますね。
西暦2054年、ワシントンDC。政府は凶悪犯罪を防ぐために、"プリコグ"と呼ばれる3人の予知能力者に未来に起こる犯罪を予言させ、実際に事件が起きる前に犯人となる人物を逮捕させていた。その犯罪予防局のチーフ、アンダートンは、「犯罪未遂現行犯」の逮捕の指揮をとっている。しかし、ある日事件を察知する機械の結果をみた彼は愕然とする。何とアンダートン自身が36時間以内に見ず知らずの他人を殺害すると予知された。一転して同僚達から追われる立場になった彼は、自らの容疑を晴らそうと奔走する。・・・ 青と白、グレーが基調の映像が近未来の雰囲気にぴったりで、のっけから見入ってしまいました。網膜センサーや話しかけてくる広告など、技術が発展した近未来社会も、何だかそのうちに現実になりそうなリアリティがあって驚きました。「事件が起きない社会」と聞けばホッとするけれど、本当にそう言える?という面白い視点から事件が語られています。犯罪予防局の第一線に立って犯罪未遂の犯人を逮捕してきたアンダートンが、自分の行ってきた治安システムを見直す、というのも見応えがあります。ただ、ハラハラさせるサスペンスに家族愛を織り込もうとしていて、かえって冗長になっているのが残念なところ。
disc1〜2は有名映画で使われたクラシック曲とクラシックではないスター・ウォーズやロード・オブ・ザ・リング、タイタニックなどのテーマも混ぜられています。ジョン・ウィリアムズやモリコーネなどの映画音楽もクラシックの名曲に引けを取らない傑作であるとあらためて気付かされます。
disc3からは映画のテーマ曲は無くなってクラシック曲ばかりになりますが、disc3では主にモーツァルトの曲が収録されています。disc1〜5にモーツァルトの有名曲はだいたい収録されています。
disc4はピアノ曲が集められていてナインマンのピアノ・レッスンの曲で幕開けです。このdisc4が一番のお気に入りです。
disc5は映画の中で使われたオペラ曲が集められています。
disc6はバッハを中心としたバロック曲がメインになります。
discによってカテゴリー分けがされているので、ピアノが気に入ればまた別のピアノのCDに行けばいいし、自分の好みのジャンルや作曲家が見つけやすくなってます。
ほとんどの曲が一度は聞いたことのある有名曲ばかりなので、映画が好きでこれからクラシックを聴いてみようかなと思ってる人には良い入門CDだと思います。
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