本書はヘーゲルの『精神現象学』の一つの読み方を提示したものです。
竹田・西の両氏は当初はヘーゲルに批判的でした。
しかし、『精神現象学』を改めて読み込んだ結果、
ヘーゲル的な思想の観点と方法が他の思想
(近代実証主義、マルクス主義、分析哲学、ポスト・モダニズム思想など)
の限界に対する批判となっていることに気付きました(4頁)。
この可能性を活かす目的で難解な『精神現象学』の解読を試みたとしています。
例えば『精神現象学』の読み方として、「歴史解釈」と「個人の意識の展開の仕方」の二つがあると述べています(53頁)。
『精神現象学』の読みがメインとなっているため、
踏み込んだ議論が抑制されている感じがしました。
例えば、「家族員の埋葬」(168-169頁)に関しては
「人間の掟」と「神々の掟」の衝突の記述にとどまっていますが、
もっと踏み込んで死者を埋葬する主体に関する議論も見せてほしかったです(例、靖国問題)。
それから、内容自体に影響はありませんが、誤字・脱字が多く見られたのが残念でした。
近代は既存の共同体と伝統の価値観を破壊する。
同時に、人間の自由な表現の営みの中で、真実なものへの思いを育てていく可能性をもたらす。
これはヘーゲルの近代に対する診断です(145-146頁)。
表現の営みとは他者からの批評と承認を含んだ行為であり、
普遍性を備えた「ほんもの」を目指して作ることです(320頁他)。
つまり、表現の営みは「ほんものはない」や「仕方ない」など
昨今蔓延する「無抵抗的現実主義」の性質を帯びたニヒリズムへの抵抗となります。
現在、新自由主義の考え方によって社会は衰弱化していますが、
表現の行為によって自分と他者が相互に関わり、
共鳴しあうことで社会は再構築されるという可能性があると言えます。
本書の功績は『精神現象学』を一般の読者により近づけたこと、
そして社会の再構築という可能性を提示したことにあります。
『実践理性批判』を原テキスト(岩波版)に忠実に注解したもの。このような本は高峰『カント実践理性批判解説』以来だから25年以上はたっている。難しい本をこのような解説・コメンタールとして出版するのはたいへん意義がある。とにかく一冊の書物を最初から最後まで解説してくれるのだから、どうしても原テキストを最後まで読もうという気分にさせてくれる。
~とにかく当時アニメが好きだった方、今でもコミックを買い続けている方(私もその中の一人ですが)、ファンの方に強くおススメします。小学生の時にアナログ2枚組のサントラを買いましたが、そっちの方がもう少し曲数が多かった分内容が濃かったと思います(ベルサイユのひまわりの曲なんかも入っていましたし)。それから、個人的な欲を言えば、マライヒの~~曲は、アニメのとおりピアノの伴奏で聴きたかったです。 でも、「クックロビン音頭」や「輝け!タマネギ部隊」はやっぱりイイですね。大好きです。~
僕はマクロス放送時よりずっと後に生まれ当時はリアルタイムで放送を見れていませんが、小学生の時にこの作品に出会い マクロスの世界に魅了されていきました。
このアルバムはとにかく素晴らしいボリューム(第一シリーズの曲は完全に網羅)で『超時空要塞マクロス』(一作目)が好きな方には是非手にとって頂きたいアルバムです。
生誕25周年である今でも、羽田健太郎さんのサウンドは圧倒的な迫力を誇り、ミンメイ役の飯島真理さんの初々しい艶やかな声も完全収録したアルバムです。
さらに劇場版のサウンドトラックや未発表曲、代表曲の他ヴォーカルver.まで収録されており コアなファンにはニヤリとさせられる収録内容となっています。
もちろんマクロスを知らない方にも抵抗なく、むしろ心地よく聞こえるサウンド満載なのでマクロスを知らない方々にも是非このアルバムを手に取っていただき、マクロスの音楽に触れて頂きたいです。
今年で生誕25周年を迎えマクロスにハマり始めた小学生からあまりアニメなどのサウンドトラックを聴かない高校生という世代になった今でも、なお僕の心を離さないマクロスの音楽の世界観にたっぷり魅了されて下さい。
ついに聴けました懐かしのパルナス。
関西の若い人、または関西以外の人には意味不明でしょうが
はっきり言ってこの1曲だけのために購入しました。
関西人としてはパルナスにばかり注目してしまいがちですが
このCDには他にもレオパレス21、イソジン、ニプロ、青雲などの
初CD化の名曲がオリジナルで収録されています。
惜しいのは約半分がカバー曲だということです。
たらこ〜たらこ〜などがカバーです。
カバー曲を入れるくらいならパルナスの別の曲を入れてほしかったです。
次回作があるなら関西ローカル編を出してほしい。
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